長野県伊那北高等学校とは? わかりやすく解説

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長野県伊那北高等学校

(伊那北高校 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/11 04:52 UTC 版)

長野県伊那北高等学校
北緯35度50分51秒 東経137度57分43秒 / 北緯35.84750度 東経137.96194度 / 35.84750; 137.96194座標: 北緯35度50分51秒 東経137度57分43秒 / 北緯35.84750度 東経137.96194度 / 35.84750; 137.96194
過去の名称 長野県立伊那中学校
長野県伊那中学校
国公私立の別 公立学校
設置者  長野県
学区 第3通学区
校訓 文武両道
設立年月日 1920年
(旧制伊那中学校)
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 単位制
設置学科 普通科理数科
学期 2学期制
学校コード D120220900011
高校コード 20155D
所在地 396-8558
長野県伊那市山寺2165番地
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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長野県伊那北高等学校(ながのけん いなきたこうとうがっこう)は、長野県伊那市山寺に位置する公立高等学校である。

概要

略称はなく「伊那北」と呼ばれている。文化祭は「ペン祭」と称し、その名称は校章に由来する。開始当初は9月に行われていたが、進学への影響から1962年の第6回ペン祭から7月開催へ変更された。その後開催時期が早まり、現在は6月後半に開催。

自由な校風をモットーに、生徒の自覚を尊重する中で、生徒会が中心となり1970年7月1日制服の自由化を実行した。

一般に修学旅行と呼ばれる行事は、同校では「研修旅行」と呼ぶ。1967年に廃止された修学旅行に代わり、教育成果の期待できる研修旅行を生徒が同年に自主的に開催したことが始まりである。目的地については、行き先を生徒が4〜5コースの中から選択することができ、各方面へ分散して旅行していた時期もあったものの、近年では学年でまとまって長崎沖縄へ行くことになっている。

2006年度まで2年次は一部の教科を、3年次ではほとんどの教科を選択科目としていたが、必修科目が未履修であることが発覚し、この年の3年生は卒業式を20日延期して補習を行った。

沿革

部活動

  • 野球部は夏の甲子園に3回出場し、1956年(昭和31年)の夏の大会で静岡県立静岡高等学校と対戦した試合は、甲子園の高校野球史上初の点灯試合となり、4対1で勝ちナイター初勝利を収めた。
  • 将棋部は全国大会を幾度も制し、女子は8連覇を達成したこともある。
  • 2016年、ソフトテニス男子のペアが、長野県大会、男子個人では史上初となる二人揃っての県個人戦連覇(ペアの片方が替わっての連覇はあった)を果たす。

その年に北信越大会個人戦3位入賞も果たし、基本的に出場権が各県1ペアのハイスクールジャパンカップにも出場。

運動部

  • 野球
  • フェンシング
  • 陸上
  • 弓道
  • 剣道
  • 卓球
  • 男子バレー
  • 女子バレー
  • ソフトテニス
  • サッカー
  • ラグビー
  • バドミントン
  • 男子バスケット
  • 女子バスケット
  • 男子テニス
  • 女子テニス
  • 水泳

学芸部

  • 将棋
  • 美術
  • 文芸
  • 写真
  • 天文気象
  • 軽音楽
  • 演劇
  • 英語
  • 生物
  • 化学
  • 物理
  • 吹奏楽
  • 合唱
  • 弦楽
  • 書道
  • 家庭科
  • 囲碁
  • ダンス
  • 漫画研究

主な成績

  • 1955年8月 - 野球部が甲子園へ出場。(1回戦:新庄北1-0(延長11回)、2回戦:城東1-4)
  • 1956年8月 - 野球部が甲子園へ出場。(1回戦:静岡4-1、2回戦:西条2-3)
  • 1961年8月 - 野球部が甲子園へ出場。(1回戦:東北0-2)
  • 1979年12月 - 陸上部が高校駅伝全国大会へ出場。
  • 1980年12月 - 陸上部が高校駅伝全国大会へ出場。
  • 1981年12月 - 陸上部が高校駅伝全国大会へ出場。
  • 1986年8月 - 将棋部が女子団体で全国優勝。
この後、8連覇も達成。(1990年 - 1997年
  • 1997年2月 - スケート同好会、新谷志保美インターハイ女子500m2連覇。
  • 2010年2月 - 英語部が世界高校生ディベート大会(World Schools Debating Championship)に出場。(開催地:カタール ドーハ) 日本最高記録となる2勝を勝ち取る。(2015年5月現在)
  • 2012年1月 - 英語部が世界高校生ディベート大会(World Schools Debating Championship)に出場。(開催地:南アフリカ ケープタウン)

施設・設備

高尾公園通り

2010年4月に創立90周年を迎えたことを記念し、同窓会によって、研修棟「高志館」が竣工された。この建物は主に、生徒の自習室として使用されている。

高尾公園通りから分岐してヘアピンカーブを描いて伊那北高校の正門に向かう道は通称「一万円道路」と呼ばれている。[1]

著名な出身者

政治

法曹

経済界

医学界

学界

文学

芸能

芸術家

スポーツ

校章・校旗

校章

2本のペン先を交差させた図柄をあらわした「クロスペン」。慶應義塾校章に類似している。デザインについて検討された案には、時代柄2本のペンのうち1つを剣とし、ペンと剣で「文武両道」を象徴する案もあったが、議論の末、ペンは剣よりも強しという理想をあらわす現在の校章に決定された。

校旗

スクールカラーの紫紺の地に、校章を配置。

校歌・応援歌

校歌(作詞:藤村作、作曲:福井直秋)と「天竜河畔」がある。「天竜河畔」には、同校の体育教師、柴 韓治郎が創作した「シバカン体操(柴韓体操、志覇喚体操)」なる振り付けもある[5]

最寄駅

進学先地域

同校の発表に基づき、2017年(平成29年)から2019年(令和元年)までの卒業生の国公立大学合格者数(新卒に限る)を大学の所在地域別に分類し、一部を抜粋すると次の通りであった[6]

国公立大学合格者数[6]
大学の所在地域[注釈 1] 人数
長野県 133
関東地方 99
東海地方 33
北陸地方 28
山梨県 24
新潟県 24
静岡市 21
近畿地方 17

脚注

注釈
  1. ^ なお、本表での「関東地方」とは東京都神奈川県埼玉県千葉県茨城県栃木県群馬県の1都6県を指し、また「東海地方」とは愛知県岐阜県三重県静岡県西部(遠江国)の3県1地域を、「北陸地方」とは石川県富山県福井県の3県を、「近畿地方」とは大阪府京都府兵庫県奈良県滋賀県和歌山県の2府4県を便宜上指すものとする。必ずしも他者による分類とは一致しない。
出典
  1. ^ 【駐停車危険区域について】” (PDF). 長野県伊那北高等学校. 2016年8月23日閲覧。
  2. ^ “竹中工務店社長 宮下さんが講演 伊那北高同窓会”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 南信版 18. (2015年10月20日) 
  3. ^ 井口理の実家と家族構成。兄”達”と出馬した母”純代”。長男は俳優で姉は結婚”. 2025年8月11日閲覧。
  4. ^ 伊那市出身のソウルシンガー湯澤かよこさんCDデビュー”. 伊那谷ねっと. 2025年8月11日閲覧。
  5. ^ 伊那北高の弓道部創設・柴韓治郎さん 教え子ら長寿95歳を祝う”. 伊那谷ねっと (2005年11月15日). 2017年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月16日閲覧。
  6. ^ a b 学校要覧 2020年度(令和2年度)” (PDF). 長野県伊那北高等学校. 2020年12月23日閲覧。

関連項目

外部リンク





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