八木健三とは? わかりやすく解説

八木健三

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/11 02:37 UTC 版)

八木 健三(やぎ けんぞう、1914年9月5日 - 2008年7月18日)は、日本の岩石学者。自然保護運動家。北海道大学東北大学名誉教授。父は長野県地学会初代会長の八木貞助

来歴

長野県長野市生まれ。旧制伊那中学旧制八高を経て、1938年東北帝国大学理学部岩石鉱物学科卒業。同年母校助手、1951年同大学教授を経て、1962年-1978年北海道大学理学部地質学鉱物学科教授、1978年-1988年北星学園大学教授。

1949年理学博士(東北大学)「樺太、北海道に於ける特殊なる岩漿分化現象の研究」。日本学術会議会員として発展途上国との学術交流に尽力した。

人物

  • スペインアンダルシア地方で採取されたColomera隕石からの新鉱物は、1969年に八木の岩石学における貢献をたたえて八木石(Yagiite)と命名された。
  • 北海道自然保護協会会長を務め、知床国有林保護活動に尽力。1996年大雪山国立公園内の士幌高原道路建設計画に対し、兎の保護のために、当時の堀達也北海道知事に道路建設反対の住民訴訟を提起。元環境庁長官・大石武一の応援もあり建設は取りやめとなった。1998年開催の長野オリンピックでは、環境破壊防止のため男子滑降コースの延長に反対した。
  • 九条科学者の会」呼びかけ人を務めていた[1]

脚注

  1. ^ 「九条科学者の会」呼びかけ人メッセージ (2005.3.13)

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