下等幻魔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 21:24 UTC 版)
知能が低く、昆虫のような習性を持つ幻魔。自分より上の幻魔の言葉に本能的に従う。 バズー(登場作品:『1』『2』『無頼伝』『3』) 主に残党処理を担当する、幻魔界に最も多く見られる下等幻魔。 分厚い鉈による斬撃と、鋭い大顎による噛み付きのほか、身体を丸めての体当たりを得意とする。バラバズー(登場作品:『1』) オオワッシャの下位種。バズーを引き連れ、重い一撃を持つ両刃の斧を武器に、連携での攻撃を得意とする。 また、斧を投げ放った後は、背中の段平を抜きすばやい斬撃を使い始める。 ドラバズー(登場作:『3』) バズーが新薬を投与された強化体。背中のトゲが肥大している。 攻撃性が増し、性格もより凶暴化している。 ギャラーン(登場作品:『1』『2』『無頼伝』『3』『新』) 浮遊体とも呼ばれる、半霊体の幻魔。鬼の力を持つ者に倒された幻魔の残留思念が具現化したもの。 周辺の倒された幻魔たちの魂を吸い取って幻魔界へと去り、鬼の力を持つ者の強化を拒む。 吸い取った魂は、一握りの高等幻魔のもとへ運ばれるらしい。 『無頼伝』を除き、魂吸収動作で吸い寄せることができ、魂を吸収したギャラーンを倒すと、元の倍以上の魂が手に入る。 5作品全てに登場する唯一の幻魔。ギャラーンクイン(登場作品:『2』『新』) ギャラーンの集合体。『2』ではギャラーンの大きさを遥かに凌ぎ、幻魔塔への道を守る番人として登場。『新』ではギャラーンと同サイズ。 鬼の力を持つ者を見つけると、体内にいるギャラーンを解き放ち、自身も体当たりを繰り出す。 シャルカ(登場作品:『1』) 鋼のように硬い外骨格を有する、昆虫型の幻魔で水中移動も可能。ヘキュバの幼体にあたり、そのごく一部は、幾度もの変態を経てヘキュバとなると言われている。 獲物を見つけると水中から姿を現して近寄り、鋭い顎で引き裂く。 ヒュカーン(登場作品:『2』) 昆虫型の幻魔。普段は地中に潜んでおり、生物を感知すると地表に飛び出して襲い掛かる。 超硬質の外骨格は、核を守っているだけでなく、鋭利な先端部が殺傷能力の高い刃としての機能も果たす。ドラヒュカーン(登場作品:『2』) ヒュカーンの上位種。外骨格のほか、核に集めた魔力を幻魔弾として放つ能力を持つ。 デラヒュカーン(登場作品:『2』) 同系統の最上位種。外殻の強度など全てにおいて下位種の上を行く。 バットボーン(登場作品:『2』『3』) 魚の特徴を有する、両生類型の幻魔。バットチャイカの親にあたり、子供と共同で狩をするという独自の習性を持つ。 水中では無類の機動力を誇り、両腕の爪と体内で圧縮して吹き出す水の威力もあなどれない。 『3』では、とある高等幻魔の実験によって急速に進化し、身体を覆う鱗が金色になって硬質化したほか、海中や陸上でも活発に動けるようになった。バットチャイカ(登場作品:『2』『3』) バットボーンの子にあたる。より素早い動きで相手を翻弄する。 ケチャチャ(登場作品:『2』) 幻魔界辺境に住む下等幻魔。 大人しく攻撃しないが、周囲に振りまかれる鱗粉は人間に幻覚をみせる作用があり、霧隠の谷の奥の森にて十兵衛を迷わせた。ケチャチャを3体倒さないと先に進めない。ケチャラ(登場作品:『2』) ジュジュドーマによって連れて来られ、ギルデンスタンの凶暴化手術を受けている途中で逃げたケチャチャの変異種。 鱗粉の幻覚作用が失われたかわりに、人間の物を奪う性質を持った。幻魔洞でマゴイチの解かれ粉竹筒を奪ったのもこの幻魔である。 バーサー(登場作品:『3』『新』) 翼竜に似た外観の幻魔。毒液を吐きかけて攻撃する。「魔界鳥」の異名を持つ。死ぬまで成長を続け、出世魚と同様に時期によって異なった名称で呼ばれる。ギアバーサー(登場作品:『3』『新』) 年月を経て赤色に染まったバーサー。 ヘルムート(登場作品:『3』) 年月を経た巨大バーサー。オープニングシーンでパリの上空に多数出現し、ゾルムの搬送に利用されていた。オープニングシーンのみの登場。 ヒューンベイド(登場作品:『3』) 1万の齢を重ねた巨大バーサー。安土城運搬に利用されたが、生息数はごく僅かである。イベントシーンのみの登場。 ゾルワーム(登場作品:『3』) 沼地など湿気の多い所を好む幻魔。体を自在に変化させ、僅かな隙間でも通り抜ける。 生命力が強く、生命に関るダメージを受けると身体を複数のゲラとして分裂させ、死を拒む。通常攻撃ではヒットストップが強いが、戦術核や遠距離攻撃なら隙なく倒せる。一閃を決めることで分裂させずに倒せる。ゲラ(登場作品:『3』) ゾルワームの分裂体。養分を採り続ければいずれはゾルワームへと成長する。その小さな体型から攻撃は難しいが、通常移動で踏み潰すことで倒せる。 ガッチャ(登場作品:『3』『新』) 強大な腕力と絶大な硬度の肉体を持つ下等幻魔。『3』では鉄球、『新』では金棒を振り回し攻撃する。目が無く知能も低いため、つかみ以外の攻撃時にはガッチャやドンガッチャ以外の周りの幻魔を巻き添えにする。ドンガッチャ(登場作品:『3』『新』) 百歳を超えたガッチャの老兵。体色は紫色に変わった。老練のその強さはガッチャの比ではなく、高威力の突進攻撃も繰り出す。額の角が特徴。
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