ワンイヤー・レイター
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「ディック・グレイソン」の記事における「ワンイヤー・レイター」の解説
詳細は「en:One Year Later」を参照 ワンイヤーレイターではディック・グレイソンはナイトウィングに変装していた人物の正体を探る為にかつてのティーン・タイタンズと過ごしたニューヨークに帰還した。残忍な詐称者の正体は二代目ロビンことジェイソン・トッドであった。グレイソンはアウトサイダーズを率い内密かつ国際的に活動した。 ナイトウィングは連続殺人事件の容疑をかけた武装した盗賊ラプターを追いかけた。その後、ラプター自身が他の犠牲者と同じような手口でまだ見ぬ殺し屋に殺害され、グレイソン自身も生き埋めにされてしまう。彼の経験と彼の死予言する神秘的な声との関連を怪しみながらも脱出した。ナイトウィングは右腕のギプスのせいで日中自分を活動させる為の手段を探すのに難儀した。ナイトウィングは負傷によって無力化され、運に見放されながらも仕事を探し、謎めいた暗殺者の調査を続行した。 ある時点においてディックはブルース・ウェインのパーティーに出席する事に同意し、彼らの関係は良好であるように思われた。ブルースはディックにラプター事件の成功に対して賞賛を寄せ、かつてレックスコープの科学者達が所有するランドマンビルに調査に入った事について言及した。科学者達はラプタープロジェクトに関係しているようだった。ディックはティム・ドレイクとも兄弟に近い関係を維持し、ティムが去年1年間で失った多くのものについて対応する手助けをした。 ラプターの問題を片付けてから、ニューヨークは二人組のヴィランのブライドとグルームによって苦しめられた。ナイトウィングはいくつかの陰惨な事件(ラプター事件以来の親友も含んでいた。)が発生してから彼らを追跡した。ディックは彼らの捜索に躍起になり、どれほど遠くまで彼らを追いかける羽目になるか分からなかった。最終的に、彼は幾人かのヴィラン達と一時的にチームを組んで彼らを捜した。彼らは二人組の所在を突き止め、チームの幾人かに犠牲を出しながらもバーまで追いつめたが、そこでブライドは建物を崩壊させ、二人は下敷きになった。 ナイトウィングはかつてのタイタンズの面々と共にレイブンによって召喚され、ラベンジャーと復活したジェリコを攻撃する為に現在のタイタンズと彼らを標的にするデスストロークとの戦いに助太刀した。ナイトウィングとかつてのタイタンズはデスストロークとの戦いが終わっても、最近のデュエラ・デント殺人事件を調査する為に現在のチームとの共闘を続けた。 アウトサイダーズがチェックメイトに標的にされたのを切っ掛けに、ナイトウィングは彼らのアフリカでの活動が将来自分達の障害にならないことを条件に2つのチームが協力する事に同意した。しかしミッションは思った通りには進まず、あまつさえナイトウィング、ブラッククイーン、キャプテン・ブーメランは当局に捕獲されかけた。その後、バットマンはナイトウィング達を救ったミスター・テリフィックに呼び出された。そしてナイトウィングはバットマンに対して彼が優秀なリーダーであり、自分はアウトサイダーズの様なチームには向いていないことを認め、アウトサイダーズのリーダーの座を譲った。 バットマンはポジションを受け入れたが、彼は自分がチームに行わせようとする任務を遂行する為に再編成の必要を感じた。その為、彼はチームに一連のトライアウトを課した。最初のオーディションではチェモに攻撃を受けている宇宙ステーションに送り込まれたナイトウィングとキャプテン・ブーメランも参加していた。任務中にナイトウィングとバットマンやナイトウィングのように人々からの救済の為に戦う事に疲れたキャプテン・ブーメランは諍いを起こした。その後ナイトウィングは怒り、バットマンに詰め寄った。バットマンは彼に応じず、これは新たなアウトサイダーズが扱わねばならない事なのだと述べた。この時点で、ナイトウィングはアウトサイダーズから完全に離脱し、バットマンはナイトウィングが命をかけるには勿体ないと判断した為それが一番だと感じた。 ナイトウィングはニュー・ティーン・タイタンズと同じメンバーによる新たなタイタンズチームに加わり、名もなきトライゴンの子がレイブンやあらゆる世代のタイタンズに対して復讐を行うのを防ごうとした。ナイトウィングは再びチームを率い、トライゴンの息子達による世界滅亡の最初の試みをどうにか打ち砕いた。 ニューヨークコミコン2008での『Batman R.I.P.』の前宣伝ではDCコミックスはナイトウィング、ジェイソン・トッド、ハッシュをモチーフにした「I Am Batman」というキャプションをつけたピンを配布した。ストーリーラインではナイトウィングはクラブ・オブ・ヴィランズにより襲撃された。彼は後にアーカム・アサイラムで口から泡を吹き、クラブのメンバーであるピエロ・リュネールらしきスタッフに薬漬けにされているらしい様子が確認できる。アーカム自身の手によって実験的なロボトミー手術が予定されており、彼はアサイラムを牛耳るICoVによってすり替えられ、現在のブルースのフィアンセであるジザベル・ジェットと共に囮として用いられようとしている。 ジザベルがブラックグローブの名目上の長であることから彼女が捕まったのが罠だと明かされた。ナイトウィングのロボトミーは差し迫っていたが、ル・ボシュを打ちのめす事でなんとか脱出でき、バットマンファミリー、インターナショナル・クラブ・オブ・ヒーローズ、ブラック・グローブ間の戦いに加わった。 彼はバットマンがシモン・ハートのヘリコプターに引きずられ、敵もろとも炎をともなう爆発に巻き込まれ死亡する一部始終を見せつけられ、戦闘中に打ち捨てられたバットマンのケープを掴んでいる様子が描かれている。 2008年11月4日DC社は11年続いた『Nightwing』シリーズを153号をもって打ち切る事を報知した。
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