ワワ・アバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 09:08 UTC 版)
ガーナの現地語の一つであるアカン語でオベチェはワワ(wawa)と呼ばれるが、喪服などに用いられる布アディンクラ(adinkra)の柄(アディンクラ・シンボル)の一つにワワ・アバ(アカン語: wawa aba)というものがある。ワワ・アバとは文字通りには〈ワワの種〉を意味するが本種の種子は非常に硬く、このシンボルは〈頑丈さ〉、〈忍耐〉を表す(Willis (1998:196–7))。このシンボルはジャマイカの首都キングストンのエマンシペーション・パーク(英: Emancipation Park、〈解放公園〉)の一角にも装飾として用いられている。また、マーベルシリーズにおいて架空のアフリカの国・ワカンダ王国の王女という設定のキャラクターシュリが、映画『ブラックパンサー』においてワワ・アバと見られる紋様入りのシャツを着用して登場するシーンが存在するが、この紋様について衣裳デザイナーのルース・カーターは、「このアディンクラ・シンボルは〈目的〉を意味し」、「シュリは確かにワカンダ王国においてある目的を持っています」と説明している。 なお、ワワ・アバの名称はガーナで開催されたサッカー大会・アフリカネイションズカップ2008の公式試合球の名にも用いられている (de:wawa aba) 。
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