ルトヴィア帝国
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ドミトリアス 東のクアヒナ公国出身の第1皇子。通称ドーン。アルゼウスやミューカレウスの二人と違って彼の母親は公女ではない。厳格な性格。しかし時折皇子宮を抜け出し、カデーレの街まで降りて外部情勢の情報収集などを行っていた。有力な次期皇帝候補の弟たちがいるため自身にその座はないと思い、アルゼウスが即位した後は参謀本部の作戦科で地図を作ろうと考えていたが、皇子宮で起こった事件により彼以外の候補者が消え、皇帝に即位する事になる。 カリエの正体を知る一人。カリエが影武者だと分かった後も妹のように接する。またカリエとエドがルトヴィアを発つとき、自身で書き記してきた地図と金剛石で出来た胸飾りを餞別に渡す。 後にユリ・スカナ王家の第2王女グラーシカを皇后とする。 イレシオン 南のガゼッタ公国出身の第2皇子。通称シオン。ドミトリアスと同じく彼の母も公女ではない。兄弟達や周りを気遣う好青年。しかしドミトリアスに皇帝になってほしいと願い、その末にある手段に出てしまう。 アルゼウス ゼカロ公国の公爵の孫であり、マルカーノス皇帝の息子である第3皇子。10歳の頃に熱病を患い、以降床に伏せたままになっている。当初カリエとは他人の空似だと思われていたが、彼の母親とカリエの母親は姉妹であり、カリエとは従姉弟の関係にあたる。フリアナと違って穏やかな性格。病によって夭逝する。 ミューカレウス ルトヴィアの西に位置するアビーテ公国出身。西公の孫であり、マルカーノス皇帝の息子である第4皇子。フルネームはミューカレウス・ジ・アビーテ。通称ミュカ。出自の影響でアルゼウスと並んで次期皇帝に有力視されていた。当初は自身の生まれを振りかざす我侭な少年だったが、後に驚くべき成長を遂げる。皇子宮時代、アルゼウス(カリエ)とは喧嘩が絶えなかった。またカリエの正体をいち早く見抜いた人物。彼女に思いを寄せている。 公爵家の者といっても皇子宮に入った時点で母方の地位は受け継げなくなる決まりなので、現在の地位はトルガーナ伯爵。成長後の彼はドミトリアスのやり方に対して批判的な言葉を口にしたりする場面もある。タイアークの下水道問題解決のため、各地を奔走している。 ロイ 皇子宮で教育係を務める男性。目的のためには手段を選ばない冷酷な面を持つ。ドミトリアスが即位した後は副宰相となる。 マルカーノス二世 ルトヴィア帝国皇帝。アルゼウスたちの父親。即位時代は無気力な皇帝だった。 フリアナ 皇妃を意味するサグリーザの称号を持つゼカロ公国の公女。アルゼウスの母親。 エジュレナ フリアナの姉。マルカーノスと恋人同士であったが、サグリーザへの未来をフリアナに譲り、ギウタ皇国に嫁いだ。その後の戦乱に巻き込まれて死亡する。カリエの実母で、死の直前ラクリゼに娘を託す。ちなみに後世のギウタ滅亡の物語では彼女と娘カザリナの最期は違った形で伝えられている。 ランゾット・ギアス ガゼッタ公国出身の軍人で、皇帝直属艦隊第六艦隊旗艦艦長。階級は海佐。軍で問題を起こし監獄所に入っていたところ、トルハーン討伐の為ドミトリアスの恩赦によって復帰する。獄中で病気を患い、常に顔色が悪い。また船乗りだが船酔いをするという特徴がある。トルハーン(コーア)とは士官候補生時代からの友人。軍に入る前は小説家を目指していた。 番外編の「天気晴朗なれど波高し。」の主人公は士官候補生の頃のギアスである。 トルハーン 海賊。バルアンの知り合いであり、エティカヤ編でバルアンやカリエ達に手を貸す。ある出来事からガゼッタ海軍から海賊へと転身する。ザカールの血を引いており、黒色と金色のオッドアイを持つ。本名はトルヴァン・コーア。 彼もまた番外編の登場人物の一人。海軍時代の階級は海尉。 サラ カデーレの港街にある店「緑泉亭」の看板娘で、ドミトリアスの恋人だった女性。ドミトリアスが皇帝になるときにお互い未練がありながらも別れる。後にロイの画策によりメイディル子爵の養女となってジェシーヌと名を変え、再びドミトリアスの前に現れる。現在は彼の愛妾となり、イエラという皇女を授かる。またエリジスタ男爵夫人と名を変えている。グラーシカに強い嫉妬心を抱く。
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ルトヴィア帝国
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広大な領土を持つ帝国。首都のある皇帝直轄領と、そこから東西南北にそれぞれゼカロ北公国、アビーテ西公国、ガゼッタ南公国、クアヒナ東公国という5つの領土がある。首都はタイアーク。
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