ルトランカードとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ルトランカードの意味・解説 

ルトランカード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/06 04:27 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

ルトランカードは、京浜急行電鉄が発売していた乗車カード。カード名はフランス語の"le train"(列車)に由来する。

(初代)ルトランカード

  • 1994年4月1日に京浜急行電鉄の自動改札に直接投入できるストアードフェアシステム対応カードとして発売を開始した。
  • 初代のルトランカードは阪急ラガールカードを参考とし、ほぼ同一システムとなっており初乗り運賃の前引きを行わない。前引きのあるイオカードとは違う取り扱いとなった。
  • 参考にしたラガールカードの名称の由来は同じくフランス語の"la gare"(駅)である。
  • 印字面はイオカードとは異なり酸化錫膜破壊方式を採用し、鏡の様な銀色で発売駅、金額、駅名、等が印刷発行され、20回分の印字スペースがある。
  • 2001年9月30日に自動改札、券売機のパスネット対応完了にともない、初代のルトランカードの発売を終了し、翌2002年9月30日で自動改札機等での使用が終了し、以降は使用できなくなった。現在泉岳寺駅を除く京急線内の各駅に置いて全額払戻が行われている(開始当初、未使用分のカードについてはパスネット対応カードへの取り替えも行われていたが、現在では払戻のみの取り扱いとなっている。なお、後述のパスネットカード払戻し受付終了時期に合わせ、旧式ルトランカードにおける払戻し受付は2018年1月31日をもって終了した。[1]

(パスネット対応)ルトランカード

  • 2000年12月20日に関東の私鉄・地下鉄で使用できるパスネット開始に伴い、パスネット・自動改札機対応のパスネットカードの発売を開始した。
    • 本来はシステム一斉変更が間に合わないため2001年に導入予定であったが、京急空港線の利用者増加に伴い年内に前倒しでの導入となった。
    • この影響で当初は自動改札の一部をパスネット対応の新型に入れ替えただけの暫定対応だったので(初代)ルトランカードの発売も暫く継続された。このため、パスネット導入当初のパスネット対応カードには名称の設定が無く、パスネットカードとして発売された。
  • (初代)ルトランカードの利用終了を受けて、パスネット対応カードにルトランカードの名称とロゴを引き継いだが、後年券売機で発売されていたパスネットカードにはルトランカードの表記がない。

PASMO導入

2007年3月18日にパスネット・バス共通カードの導入事業者がJR東日本の「Suica」と相互利用できるICカードPASMO」が導入されたため、その引き換えとしてルトランカードの発売の終了を予定していたが、当分の間発売を継続した。

PASMOの普及に伴い、2008年1月10日の終電をもって「パスネット」表記のあるルトランカードを含むパスネットカードの販売が導入全社局で終了し、2008年3月14日の終電をもってパスネットカードは自動改札機での利用ができなくなった。なお、残額のあるカードは同年3月15日以降無手数料での払い戻しや、PASMOへの残額の移行を行っているほか、自動券売機での切符の購入や、自動精算機・有人改札での精算には引き続き利用できる。

その後、利用状況の減少・PASMOへの代替が進んだことに鑑み、「パスネット」表記のあるルトランカードの券売機等での利用を2015年3月31日をもって終了すると共に、払い戻しの取り扱いを資金決済に関する法律に基づいて2018年1月31日をもって終了する。[2]

脚注

  1. ^ ルトランカードの払いもどし終了について 京浜急行電鉄 2015年3月31日発表
  2. ^ パスネットの使用終了と残額の払い戻しについて パスネット協議会 2014年12月15日発表

外部リンク


(初代)ルトランカード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/06 04:27 UTC 版)

「ルトランカード」の記事における「(初代)ルトランカード」の解説

1994年4月1日京浜急行電鉄自動改札直接投入できるストアードフェアシステム対応カードとして発売開始した初代のルトランカードは阪急ラガールカード参考とし、ほぼ同一システムとなっており初乗り運賃前引き行わない前引きのあるイオカードとは違う取り扱いとなった参考にしたラガールカード名称の由来同じくフランス語の"la gare"(駅)である。 印字面はイオカードとは異なり酸化錫破壊方式採用し、鏡の様な銀色発売駅金額駅名、等が印刷発行され20分の印字スペースがある。 2001年9月30日自動改札券売機パスネット対応完了にともない初代のルトランカードの発売終了し、翌2002年9月30日自動改札機等での使用終了し以降使用できなくなった。現在泉岳寺駅を除く京急線内の各駅に置いて全額払戻が行われている(開始当初未使用分のカードについてパスネット対応カードへの取り替え行われていたが、現在では払戻のみの取り扱いとなっている。なお、後述のパスネットカード払戻し受付終了時期合わせ旧式ルトランカードにおける払戻し受付2018年1月31日をもって終了した。)

※この「(初代)ルトランカード」の解説は、「ルトランカード」の解説の一部です。
「(初代)ルトランカード」を含む「ルトランカード」の記事については、「ルトランカード」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ルトランカード」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ルトランカード」の関連用語

ルトランカードのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ルトランカードのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのルトランカード (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのルトランカード (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS