発売当初からスルッとKANSAI開始まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/29 01:18 UTC 版)
「ラガールカード」の記事における「発売当初からスルッとKANSAI開始まで」の解説
1989年、阪急電鉄の自動改札機に直接投入できるストアードフェアシステム対応カードとして発売を開始した。しかし、当初は自動改札機が未対応であったため、自動券売機での乗車券の購入や自動精算機での精算に利用できるのみで、肝心のストアードフェアカードとしては利用できなかった。 1992年4月1日、自動改札機での利用が阪急全駅で一斉に開始(ラガールスルー)。事業者としてはJR東日本(イオカード)に次いで二番目、自社全線全駅で利用可能という条件では初の自動改札機対応カードとなった。 カード磁気面は発売当初、破壊感熱式と呼ばれる方式で、光沢の強い銀色であった。券売機発行の場合、カードによっては磁気面に赤・橙・ベージュ・緑・青・紫などの色がついているものもあり、管区によって色が決まっていた。発売駅・金額・駅名等が印刷発行され、21回分の印字スペースがあった。なお、印字スペースが満杯となるとそのままでは使用できなくなり、代わりにそのカードを自動券売機に挿入すると残高分だけ利用できる新たなカードが発行される仕組みとなっていた。 1994年4月1日、能勢電鉄が「パストラルスルー」として同じシステムを採用。同社のパストラルカードと共通利用が可能となった。 1994年に発売開始した京浜急行電鉄の(初代)ルトランカードは関東の鉄道事業者で唯一ラガールカードのシステムを参考としており、入場時に初乗り運賃が引かれないシステムであった(他社局はJR東日本のイオカードのシステムを元にしており、入場時に初乗り運賃が引かれていた)。ちなみに、ルトランカードの名称もフランス語(le train)由来である。
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