ランスロット・アルビオン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 02:02 UTC 版)
「ランスロット (コードギアス)」の記事における「ランスロット・アルビオン」の解説
第九世代KMF。ランスロットに変わるナイトオブセブンの専用機としてキャメロットで開発されたが、後にスザクが皇帝になったルルーシュによって「ナイトオブゼロ」に任命されたため、ナイトオブゼロ専用機と改めた。強化改造により戦闘力を増強してきたこれまでのランスロットと違い、本機は空中での機動性上昇のため、新技術であるエナジーウイングとの適合度を高めるべく、新規に開発された機体である。そのため、以前よりも頭身が若干上がっている。 背部に装備されたエナジーウイングは緑色の6枚羽となっており、エネルギー翼からその粒子を刃状にして広範囲に射出する砲撃が可能となっている。機体出力も、トリスタンのハーケンを素手で破壊できるほどに向上。スーパーヴァリスやMVSなど武装も充実し、これまでのKMFを圧倒的に凌駕するポテンシャルを獲得している。さらに気密性が格段に増しており、海中での活動も可能となっている。また、ルルーシュによってかけられた「生きろ」のギアスでスザク自身の集中力が増すことによって身体のリミッターが解除された状態になり、超人的な運動能力と反射神経や判断能力を手に入れたスザクの超人的な機体操縦術により、驚異的な戦闘能力を誇る。 ルルーシュが神聖ブリタニア帝国第99代皇帝の座について以降スザクの愛機として活躍し、ギャラハッド以外の3機のラウンズ専用機とその直属部隊を瞬殺した上、ギャラハッドを駆る帝国最強の騎士であるビスマルクと一騎討ちの末、これを撃破。皇帝ルルーシュの最強の剣となり、ルルーシュがブリタニアの新たな支配者であることを証明することにも役立っている。 また、富士山近郊でのルルーシュ率いる神聖ブリタニア帝国軍と、黒の騎士団・シュナイゼル連合軍の最終決戦においても神聖ブリタニア帝国軍の主力機として獅子奮迅の活躍を見せ、星刻の「神虎」、藤堂の「斬月」を圧倒、強化されたジノの「トリスタン・ディバイダー」を一騎討ちで再度大破させる。劇中、最後の戦いである宿敵・紅月カレンの「紅蓮聖天八極式」との戦いでは機体性能の勝る相手に対して、ギアスを使用せざるをえなくなる程の壮絶な死闘の末に紅蓮の両腕・頭部を破壊し機能停止にまで追い込んだが、その相討ちに胸部に致命的な一撃を受けてしまい、自らも爆発四散した。 『ナイトメア・オブ・ナナリー』では、23話から登場。エデンバイタル教団との戦いで大破したランスロットに代わってスザクの愛機となり、シャルル率いる聖エデンバイタル教国と戦った。また、アニメ版との相違点として本機のMVSが日本刀型である他、スーパーヴァリスが無く基本的にエナジーウイングの刃状粒子と前記のMVSのみで戦っている。 小説版『ナイトオブラウンズ』においてはトリスタンやモルドレッドと共に資料館で展示されているが、マイナスイメージとなる機体であるために展示場からの撤去だけでなくランスロットという機体の存在自体を歴史から抹消する声も上がっていることがセシルの独白で明かされ、ルルーシュとスザクの真意を知る彼女自身は複雑な心境だった模様。 『幕末異聞録』では、ラストに1コマだけ登場している。 スーパーヴァリス 通常砲身が2連装化され、実弾のほかハドロン砲の発射も可能となったヴァリスの強化型。ノーマルモード、ハドロンモード、フルバーストモードの3形態を使い分けることができる。劇中では2丁装備している場面がある。 エナジーウイング セシルにより考案された新型フロートユニット。ブレイズルミナスとフロート理論の応用によって作られている。紅蓮聖天八極式で使った技術を、更に進化させている。翼基部から、機体を包み込むほどの巨大なエネルギー翼が展開される。超高速飛行能力による既存KMFを凌駕したスピードに加え、ランスロット・アルビオンのエナジーウイングは、ウイング部から無数の刃状粒子を広範囲に放つ砲撃、エネルギー翼部分で攻撃をはじくといった攻防一体の能力を備える。非使用時は、コックピット側面に折りたたまれる。 目次へ移動
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