メイ藤の完全メイド決別宣言
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「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」の記事における「メイ藤の完全メイド決別宣言」の解説
2007年3月20日放送 事の発端は、2月初めに行われた「くりぃむしちゅーのたりらリでイキます!!」の秋葉原ロケである。このロケの際、くりぃむしちゅーの男性新人現場マネージャー、斉藤はいつものようにくりぃむに同行していた。それまで斉藤は、自分に何も趣味がないことを嘆いていた。しかし、この日から斉藤は変わった。なんと、メイド喫茶が大好きになって、一日に何軒もハシゴするようになってしまったのだ。そして、それまで無口でパッとしない性格だった斉藤は、人が変わったように番組のスタッフはもちろんのこと、くりぃむの二人にまでメイド喫茶の話(「有田さん、萌え萌えじゃんけんをしましょう」、「上田さん、秋葉原っていったらやっぱり電気街のイメージですかっ。いや〜古いなぁ〜」、「上田さん、今の僕の目標は、メイド喫茶の悪いイメージを払拭することです」)、ついには仕事との優先順位も狂ってきたようで、有田が「明日はメイド喫茶また行くの?」と聞くとなんでで「いや明日おしゃれイズムあるんですよ」、また「仕事の前後にメイド喫茶に行きたいんで、コスプレして仕事場に行ってもいいですか」などという風に、くりぃむの仕事よりもメイドが大切と言っているような、おかしな発言)を自ら積極的にふるようになった。そしてほんの数日の間にすっかりアキバ系となった斉藤のことが、07年2月20日の放送のオープニングトークで初めて話された。このトークの中で、「メイド喫茶が好きだから」と言う理由でくりぃむによって斉藤のあだ名は「メイ藤」と命名された。この日のオープニングトーク直後の一曲目では、メイ藤がたまたま持参していたCDから、完全メイド宣言(人気メイドによる歌手グループ)の「お帰りなさいませご主人様」がOAされた。この特別企画のタイトル「メイ藤の完全メイド決別宣言」は、この「完全メイド宣言」からとったものである。その後もメイ藤は足繁く通ったらしく、3月6日の放送によればほんの10日程度の間に40回もメイド喫茶に行ったらしい。そんなメイ藤の心の中では、前述の仕事軽視の発言からも分かるように、メイド喫茶が仕事よりもはるかに大きい存在になってしまっていた。そのためか、仕事でミスを連発してしまう。それにより、このラジオではぶっ飛んだビッグプレーでおなじみのチーフマネージャー大橋由佳(通称:ババア大橋)にさえも怒られてしまう。その際に、大橋に「噂によるとあんたメイド喫茶行ってるんだって?そのせいじゃないの?」とメイド関連の話を振られた瞬間、それまで怒られてしゅんとして反省の態度を示していたメイ藤が、急にスイッチが入ったようにものすごい勢いでメイド喫茶の良さ、すばらしさなどを大橋に対して熱弁し始めてしまったのだという。当然周囲の大顰蹙を買ってしまった。そんなこともあってか、ついには放送日(正確には1日後)の3月13日にくりぃむの所属事務所:プライムの社長に呼び出され、説教をくらってしまったのだという。そのとき社長は「本当に、ミスが多いから、メイド喫茶はさ、本当に行くのをやめるぐらいの心持でやらなきゃだめだよ。」と最初は割と優しく言ったのだが、当のメイ藤は、反省の態度こそ見せていたものの、社長の言いたいこと(ミスを少なくしろ、ということ)を汲み取れなかったらしく、「社長、わかりました、今度からメイド喫茶に行くのは休日だけにします、休日だけにしますから、休日だけは許して下さい!!」と変に条件のようなものを社長に提示してしまったものだから、優しい社長もさすがに怒り、「おい、メイド喫茶には二度と行かないと約束しろ!」と社長から直々にメイド喫茶禁止令が出てしまったらしい。このことは直後の放送で話され、「あっけない結末でした。」、で話は終わると思われた。しかし、CM中にDのビーチと、作家の石川と、くりぃむの4人で緊急会議が行われ、メイ藤にあくまでこのラジオのレポートの仕事として、「最後の秋葉原」を満喫してもらうことが急遽決定。このレポートの様子は3月20日の放送で録音中継された。CM明け後メイ藤は有田の命令でブースの中に入り、自己紹介をし、くりぃむの「メイド喫茶のいいところは?」と言う質問に対して「萌え萌えジャンケンです」と答え、有田と萌え萌えジャンケンで対決をした。 実際の秋葉原レポートでは、メイドによる「お帰りなさいませご主人様」、メイ藤がドリンクと萌え萌えジャンケンのセットを注文し、ドリンクにメイドとメイ藤が「萌え!」と言って「おいしくなりました」、オムライスにメイドがケチャップで絵を描き、萌え萌えジャンケンをするといった一連の流れをレポートした。レポート終了後は隠し録りという形で番組スタッフが録音し続け、他のお客に積極的にはきはきとした声で話しかけるなど、普段のメイ藤からは想像できない姿が垣間見られた。仕事のときはほとんどしゃべらず、くりぃむのシャレにも付き合わないほど暗いのに、メイド喫茶ではとてもテンションが高いことをくりぃむにつっこまれていた。メイ藤は「いってらっしゃいませ、ご主人様」、とメイドたちに見送られた後、5・7・5にして心境を語った。その内容は、「永遠に不滅を願うメイドカフェ」というものであった。 上記のほかにも、メイ藤の「イタい思い込み」が話題になった。そのイタさは尋常ではないらしく、「メイドが永久に17歳で、メイド星から来た」という設定を本気で信じていたり、アニメやテーマパークなどのキャラクターはこの世に実在すると本気で思い込んでいるらしい。ほかにも小倉優子の「こりん星から来た」というネタまで、最近小倉自身が「千葉出身」とバラす前までは本気で信じていたらしく、くりぃむら周囲の人間に引かれているらしい。このことを逆手にとって、ある時くりぃむの二人はメイ藤をおちょくろうと考えた。有田が「実はな、上田は出身地がな…」と言い、続けて上田が「だ〜うえ星から来たんだ。」と言った。しかしメイ藤は「違うじゃないですか。熊本じゃないですか。何言ってるんですか。」と一向に信じようとしない。そこで有田は、「おかしいだろ。こりん星は本人がそう言っているからってだけで信じるのに、なんでだ〜うえ星のことは信じねえんだよ。」としつこくこのネタをメイ藤におした。するとメイ藤は納得したらしく、「分かりました。秘密にしておきます。」とマジトーンで言ったらしい。くりぃむはその後しばらくしてあるテレビ番組の収録後、楽屋に挨拶に来た土田晃之とともにメイ藤に対して「メイドはメイド星から来ていないんだよっ」とか、「テーマパークのキャラクターは実在しないんだよっ」と言う風にして30近い大人に対してとてもくだらない説教をしてしまったらしい。その説教後に、やっとメイ藤も分かってくれたのか、「そうですか、メイドさんも人間なんですね…」と言ったが、直後に「でも、僕の通っている、あっとほーむカフェのメイドは人間ではありません!!」と言われ、皆心底呆れてしまったらしい。
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