ミニゲームなど
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 00:09 UTC 版)
「ロマンシング サ・ガ3」の記事における「ミニゲームなど」の解説
マスコンバット 数千人規模の軍団同士でリアルタイムに戦闘が行われる「軍事戦略シミュレーションを基盤としたミニゲーム」。特定のイベントで発生したり、玉座イベント(後述)で行う。自軍と敵軍が左右に陣取り、様々な戦術を使用しながら互いに画面端の敵陣を突破することが目的。兵士の単位は「100人=1ユニット」で数えられ、任意のタイミングでコマンド欄を開いて「前進攻撃」や「全軍後退」などの作戦を入力して部隊の動きを列単位でコントロールする。作戦入力はコマンドを呼び出して行う(入力中は時間が停止する)。ユニットは、敵陣を突破する・敵に倒される・退却することなどで画面から消滅する。どちらかの軍の兵士が全て画面から消滅した時点で戦闘が終了し、生き残り数で勝敗が決定する。 戦闘開始時のユニット数は基本的に固定だが、一部の戦闘では連戦になる場合があり、直前の生き残りをそのまま次の戦いに充てるケースも存在する。傭兵以外の兵士は補充するために特別なイベントなどを行なう必要はなく、補充資金もかからない。 通常の戦闘のように陣形も存在し、効果や名称はマスコンバット専用のものになっている。変更はマスコンバット開始前に行えるが、一部の戦いでは固定。 一部の主人公は自身が指揮官となる場合があり、戦闘終了時に新たな作戦や陣形を閃く事がある(それぞれ複数のカテゴリに分けられており、戦い方によって閃くカテゴリが異なる)。特定のイベントのみ使用できる固有の作戦や、敵指揮官専用の作戦・陣形も存在する。主人公が指揮官となる場合、戦闘前に覚えた作戦や陣形をセットする事が可能で、セットしていなければ覚えているものでも基本的に使えない。作戦は原則的に 6 つまで(基本戦術の「前進攻撃」は外せない)、陣形は2つまでセット可能。主人公以外が指揮官となる場合は、作戦・陣形ともに予めセットされており変更も不可能。ただし敵指揮官は7つ以上の作戦を使用できるほか、陣形は 1 つしかセットしていない。 陣形は戦闘開始時に選択することになり、交戦中の陣形変更はできない。 参加する兵士は種類に応じて移動力・攻撃力・防御力・生命力が設定されている。種別は主に歩兵・重装歩兵・騎兵・弓兵・傭兵・指揮官だが、特定の戦いのみ参加したり、玉座イベントにより参加させる兵士もいるほか、敵の場合のみモンスター兵士などが参加することもある。 敵と接触した際は、攻撃力と防御力を比較して、その差分だけ相手の生命力を時間に応じて削る。ただし、実行中の陣形/作戦および画面下にある「モラル(士気)ゲージ」の量によって各能力が補正されるため、双方の陣形/作戦の相性によって戦局は大きく変わる。 会社経営(トレード) 会社を設立し、他社を買収していき自社の規模を拡大させることを通して、特定の目的達成を目指す「企業買収をシミュレーションしたミニゲーム」。各地の町にいるエージェントを介して「買収劇」を行い、互いに資金を積み立てて取引をする。買収対象となるものは「物件」とされ、主に各地の産業名が名付けられている(本編の世界観とリンクしているものや、設定上のみ登場する地名などが含まれていることもある)。自社資金以外にも、取引中に編み出す物件同士の共同出資「グループ技」や、取引終了後に覚える各種小技「かけひき技」を駆使できる。 買収劇では相手側物件の買収を目指す「攻撃側」と、自社物件を守る「防御側」に分かれトレードを行う。攻撃側はトレード前に、買収する物件に応じた手数料を支払う必要がある。基本的に最初はプレイヤー側が攻撃側となり、各地の町を回りながら買収したい物件を探して取引を開始する。また、プレイヤー側の買収攻撃が終了後、他社からプレイヤーが所有する物件に対して買収工作を逆に仕掛けられる(プレイヤー側が防御側となる)場合がある。買収・防衛するために資金を捻出する必要があり、物件を指定して出資してもらう方法と、本社に貯まっている資金を直接出す方法の2種類がある。背景の赤と青のストライプは、それぞれ自社と敵社の勢力を示しており、基本的には資金を多く出資している側の勢力がリアルタイムで伸び続ける。資金の捻出はコマンドを呼び出して行う(入力中は時間が停止する)。どちらかのストライプの色が画面端まで伸びきれば、伸びきった側の会社の勝利となる。攻撃側が勝利すれば、その物件を買収できる(敵本社なら傘下すべての物件が手に入る)。防御側が勝利すれば、その物件を買収されずに済む(プレイヤー側の本社が買収されることはない)。 買収の「攻撃・防御」が 1 回終了するたびに、全ての会社の本社に対して物件からの収益が加算される。他社同士でもトレードを行なっており、それぞれの会社同士の勢力が変わり続ける。 グループ技を編み出すには、基本的に該当する物件から出資を依頼する必要がある。ただし出資時は物件名の色に注意が必要で、黒なら確実だが、青・黄・赤になるにつれて失敗する可能性が高まる。出資に失敗した場合、その物件は自社傘下から離脱し、以後も協力しなくなる(独立する)。再び出資を依頼するためには、その物件を再度買収しなければならない。独立した物件はグレーで表示され、次回からの取引では表示自体されなくなる。なお、1つだけ特定のグループ技を取得しないと出現しない物件が存在する。グループ技自体にも同様のシステムが設定されており、黒色表示以外の場合はグループを構成する物件のどれかが独立する危険性がある。 かけひき技を編み出すには、基本的に該当する産業をする物件を持っている必要がある(物件ごとに産業の確認が可能)。中には、産業ではなく特定の物件自体を持つことによってかけひき技を覚えるケースもある。「敵会社独自のかけひき技」も存在する。 イベントにより他社と同盟を組むこともある。同盟相手の本社からは買収を仕掛けてくることはなく、また同盟資金を要求することが可能(資金は同盟に参加している物件数に応じた金額で、何度でも出せる)。ただし同盟内の他社物件に対してプレイヤー側が買収工作を仕掛けることはできる(その場合、同盟は破棄され、二度と同盟は組めない)。 億単位の資金を扱うことになるが、会社の資金は本編に流用できない。また、会社の資金が底をつくか、ギブアップをすると、イベントはそこで中断し二度と会社経営に参加できなくなる。
※この「ミニゲームなど」の解説は、「ロマンシング サ・ガ3」の解説の一部です。
「ミニゲームなど」を含む「ロマンシング サ・ガ3」の記事については、「ロマンシング サ・ガ3」の概要を参照ください。
- ミニゲームなどのページへのリンク