フェティシズム
フェティシズムとは
フェティシズム(fetishism)は、元々は「呪物崇拝」を意味する語であり、通俗的には「異性の体の一部などに性的な魅力を感じる嗜好(=フェチ)」の意味で用いられる語である。フェティシズムの元々の意味
フェティシズムの元々の意味は、「自然物や人口物に神秘的な力があると信じ、信仰や儀式の対象にすること」である。日本語では「呪物崇拝」あるいは「物神崇拝」とも訳される。フェティシズムにおける崇拝の対象は「フェティッシュ(fetish)」という。「呪物」のことである。
呪物崇拝における崇拝対象は教義で定められるようなものではなく、共同体あるいは個々人が霊威を感じて崇拝しはじめれば何でも、たとえば動物の頭骨でも木片でも石くれでも何でも呪物・物神・フェティッシュとなる。
日本の勾玉や三種の神器も、霊威を秘めた呪物であり、その意味ではフェティッシュであると言い得る。
フェティシズムの現代の主な意味
フェティシズムは心理学の用語としても用いられており、現在では「フェティシズム」の語は大抵の文脈においてこちらの心理学用語の意味合いで用いられている。心理学におけるフェティシズムは、人間の身体のパーツ、生き物、物体などに惹きつけられて、性的な魅力を感じる、倒錯した性的嗜好のことである。
フェチ
より通俗的な(日本語の)文脈では、身体の一部や特定のコスチュームに対して、強く興味を抱いたり、興奮したりした際に「フェティシズムを感じる」といった表現で「フェティシズム」の語が用いられる場合がある。フェティシズム 【fetishism 英】
フェティシズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 17:15 UTC 版)
フェティシズム(英語: fetishism)とは、リヒャルト・フォン・クラフト=エビングが、1886年に自身の著書『性的精神病理』(Psychopathia Sexualis)において初めて使った言葉である。もともとはフェティシズムは呪物崇拝を指す言葉であるが、現代では通常よりも強く性的興奮を引き起こす特定のものや状態を表す言葉として用いられる事が多い[1]。
- ^ メガネフェチ、匂いフェチなど、一般に○○フェチと呼ばれる。
- ^ a b ウィリアム・ピーツ 『フェティッシュとは何か その問いの系譜』 杉本隆司訳 以文社 2018年 ISBN 978-4-7531-0347-8 pp.7-18.
- ^ a b 太田敏男「パラフィリア症群・作為症群」『精神神経学雑誌』第124巻第1号、2022年、62-66頁、2023年11月8日閲覧。
- ^ 大槻ケンヂ『大槻ケンヂ短編集 ゴスロリ幻想劇場』 インデックス・コミュニケーションズ、12月16日
- ^ a b c d 大槻ケンヂ『ビヨンド・ザ・ロック 第十三回』2005年12月16日
- ^ 筋肉少女帯オフィシャルブログ「筋少の大ブログ」
- ^ 大槻ケンヂ『ロッキン・ホース・バレリーナ』 メディアファクトリー、2004年7月6日発行
- ^ 京都精華大学情報館文化情報課編『木野評論Vol.34“有名する”ひとびと-21世紀のメディアと表現』吉光正絵「ゴスロリ-ロック・カルトの現在形」 京都精華大学情報館、2003年3月15日発行(56-61頁)
- ^ 三浦展、スタンダード通信社『日本溶解論-この国の若者たち』 プレジデント社、2008年3月17日発行(72頁)
- ^ 三浦展、スタンダード通信社『日本溶解論-この国の若者たち』 プレジデント社、2008年3月17日発行(10頁)
- 1 フェティシズムとは
- 2 フェティシズムの概要
- 3 概要
- 4 フェティシズムの例
フェティシズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 06:46 UTC 版)
性的嗜好としてブラジャーの触感や着用感、デザインの違いを楽しむ者もいる。
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