シュー・フェティシズムとは? わかりやすく解説

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靴フェティシズム

(シュー・フェティシズム から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/23 19:28 UTC 版)

汚れた上履きは時にフェティシズムの対象となる。

靴フェティシズム(くつフェティシズム)とは、および特定の靴を履いた対象に対して(特に男性が女性の靴を対象として)著しい性的興奮をおぼえるフェティシズムの一種。対象となる靴の種類としては、ハイヒールブーツスニーカーサンダルなど多種多様である。略称として靴フェチとも呼ばれる。

概要

純粋に靴に性的興奮を覚える場合、フェティシズムに分類される。靴が性的な対象とされるので、本来異性に向けられるべき恋愛感情が、靴に向けられる。従って、通常の異性との性行為よりも、靴による自慰行為のほうがより興奮をすることが多いため、靴フェティシズムを持つ者はほとんどの場合、恋人が居る場合でも理想の靴を追い求める。また、性的フェティシズムは固着した性衝動であるため、自身で抑制することが困難である。

特徴的な行動

純粋な靴フェティシズムの場合、自慰行為とともに次のような行動をとることが多い。

  • 靴を手に取り観察する。
  • 靴を舐める・キスする・先端などを口内に含む。
  • 靴の内部の臭い(脂肪酸系の臭いや汗など)を嗅ぐ。
  • 靴を用いて自らの性器を刺激する。
  • 靴の外部や内部に射精する。

具体的なシチュエーションとしては、次のようなものが考えられる。靴フェティシズムの者はその事実を第三者に隠す傾向があるため、独りで行動することが多い。

  • 彼女が寝静まったときに、独り玄関にて彼女のブーツの臭いを嗅ぐ。
  • 友人や彼女を家に招いて、玄関で靴を並べるふりをして臭いを嗅ぐ。
  • ボウリング場など靴を履き替える必要のある施設を好む。
  • 彼女を酩酊させて土足のまま室内に上がらせる。
  • 学校下駄箱などで友人などの靴を履いたり、においを嗅ぐ。

興奮の対象

同じ靴フェティシズムの者でも、以下のように好みはさまざまである。

  • 特定の銘柄、デザイン、素材の靴にのみ興奮する。
  • 特定の汚れ方、臭いの靴にのみ興奮する。
  • 右または左、特定の方向の靴にのみ興奮する。
  • 中敷きの足型や穴などに興奮する。
  • 靴裏に興奮する。
  • 靴下や生足には興奮はしない。
  • 靴遊びと呼ばれる、蒸れて脱いだり履いたりする行為をされた靴に対して興奮する。
  • 靴を「虐待する」ことに対して興奮をする。
  • 新品の靴にのみ興奮をする。
  • 踵を潰して履いている靴に興奮する。
  • 穴の開いた靴を見て興奮する。
  • 靴裏に付着したゴミ・ほこりなどに興奮する。
  • 土足厳禁の家屋内を土足で歩くなどの行為に興奮する。
  • 靴で物(人形や玩具、植物など)を踏むなどの行為に興奮する。
  • 水に濡れたり、水溜りなどの中で歩くなどの行為に興奮する。
  • 足袋草履など和装の靴に興奮する。
  • 汚れた靴底によってつけられた靴跡に興奮する。

同性の靴に対する性的興奮

稀に男性が男性の(女性が女性の)靴に性的興奮を覚える場合がある。スニーカー、ブーツ、ハイヒールなど一般的な靴が多いが、男性同士の場合トレッキングシューズやスパイクシューズ、ビジネスシューズといった特徴的な靴が好まれることがある。これらの靴を着用した上で靴フェティシストの同性を踏むという行為も行なわれる。中には虐待される受け身行為そのものに興奮するため、ブーツやスパイクシューズで踏まれることを希望することもある(踏まれる側は苦痛に耐えるのが精一杯で、性的興奮を覚える余裕など無いこともある)。この場合はサディズムマゾヒズムの傾向が強く、靴はより苦痛を増すための小道具となる場合も少なくない。また、同性の場合、自分が「かっこいい(イケメン)」と思う人の履いている靴や、スポーツマンが履いている靴にも興奮する場合がある。

事件

脚注

  1. ^ (愛知)名古屋市中区栄2丁目でにおい嗅ぎ 4月23日午後”. 日本不審者情報センター (2021年4月23日). 2021年4月25日閲覧。

関連項目


シュー・フェティシズム(靴性愛)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 08:31 UTC 版)

性的倒錯」の記事における「シュー・フェティシズム(靴性愛)」の解説

ハイヒールブーツなどの靴製品への性的嗜好。「ブーツ・フェティシズム(英語:Boot fetishism)」も参照のこと。英語:Shoe fetishism

※この「シュー・フェティシズム(靴性愛)」の解説は、「性的倒錯」の解説の一部です。
「シュー・フェティシズム(靴性愛)」を含む「性的倒錯」の記事については、「性的倒錯」の概要を参照ください。

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