ファティマ第三の秘密とは? わかりやすく解説

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ファティマ第三の秘密

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 21:20 UTC 版)

ファティマの聖母」の記事における「ファティマ第三の秘密」の解説

教皇庁聖母発表命じた1960年になって啓示第三部について公表せず、メッセージ中身について多く憶測呼んだ過去予言世界大戦などで60年代当時東西冷戦真っ只中であることから、核戦争第三次世界大戦ではないか危惧する者もいた。1981年5月2日エアリンガス164便がハイジャックされたが、犯人カトリック修道士要求は「ファティマ第三の秘密を公開せよ」であった1959年ローマ教皇ヨハネ23世封印され封筒教理省から受け取ったが、封印され封筒そのまま返し公表しないことを決定した1965年3月27日教皇パウロ6世封印解き内容読んだが、公表はしなかった。こうした経緯経て教皇ヨハネ・パウロ2世決定により、教皇庁2000年6月1960年以来40年発表先送りにしてきたファティマ第3メッセージ正式に発表した公文書:「ファティマ 第三の秘密 教皇庁発表によるファティマ第三秘密に関する最終公文書」(教皇庁教理省) すでに述べたあの二つ啓示のあと、わたしたちは、マリア左側の少し高い所に、火の剣を左手持った一人天使見ました。しかしその炎は、マリア天使向かって差し伸べておられた右手から発する輝かしい光に触れると消えるのでした。天使は、右手で地を指しながら大声叫びました。「悔い改め悔い改め悔い改め」。それからわたしたちには、計り知れない光―それは神です―の中に、「何か鏡の前を人が通り過ぎるときにその鏡に映って見えるような感じで」白い衣をまとった一人司教見えました。「それは教皇だという感じでした」。そのほかに幾人も司教司祭修道士修道女が、険しい山を登っていました。その頂上には、樹皮のついたコルクの木のような粗末な丸太大十字立っていました教皇は、そこに到着なさる前に半ば廃墟化した大きな町を、苦痛悲しみにあえぎながら震え足取りお通りになり、通りすがりに出会う死者の魂の為に祈っておられました。それから教皇は山の頂上到着し大十字のもとにひざまづいてひれ伏されたとき、一団兵士達によって殺されました。彼らは教皇向かって何発もの銃弾発射し、矢を放ちました。同様に、他の司教司祭修道士修道女、そして様々な階級職種平信徒人々次々にそこで死んでいきました十字架二つの腕の下にいた二位天使は、おのおの手にした水晶水入れ殉教者たちの血を集め、神に向かって歩んでくる霊魂にそれを注ぐのでした。トゥイにて 1944年1月3日 — 教皇庁教理省『ファティマ 第三の秘密』20-21教皇ヨハネ・パウロ2世は、2005年2月23日著作記憶アイデンティティー』においてファティマメッセージ全容に関する解釈開示しその内容1981年5月13日教皇暗殺未遂事件であった規定して背後20世紀生まれた暴力的なイデオロギー属すしっかりした組織があったと述べ2005年4月発表され遺言において核戦争なしに冷戦終結したことを神の摂理として感謝している。 2000年発表され文章は、前の二つ預言比べる矮小が過ぎる点、40年もの長期間隠匿され60年代教皇絶句したり、発表見送った内容とはとても思えない点、公開された「第三秘密」は一群兵士達により白衣司教大勢高位聖職者達が射殺される、とあり1981年事件とはあまりに食い違う疑問視する意見もある。教皇庁発表虚偽、あるいは全文ではなく一部分に過ぎないではないかとする主張においては第三秘密は、未だ本格的に未公開とされる

※この「ファティマ第三の秘密」の解説は、「ファティマの聖母」の解説の一部です。
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