教皇パウロ6世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/04 03:42 UTC 版)
ローマ教皇パウロ6世は、「教会の御母であるマリアは、人類の救済主イエス・キリストの母であり、キリストに連なる者たちにとっては天国での母親の役目を果たす」と信条(クレド)に書いている。そして、教皇は第2バチカン公会議の第3会期の閉会で、この「教会の御母」の称号を宣言した。 パウロ6世は以前にミラノの大司教を務めており、アンブロジウスと似たような言葉を使用していた。それはマリアの信仰、愛、キリストとの完全な調和、「教会の母」であることに光を当ててマリアを「教会の模範」と呼んだ。 パウロ6世は1964年11月21日のバチカン公会議・第3会期の閉会で行った演説で、「聖母の栄光と人類の慰めにとって、我々はマリアを最も神聖なる教会の御母、それは全ての神の民、司牧者たちと信徒の双方の御母であることを宣言する」と述べた。 レデンプトリス・マーテル(Redemptoris Mater)の中でヨハネ・パウロ2世は 「マリアはキリスト者である司牧者と信徒の御母である」という声明を確認する意味で パウロ6世の「神の民の信条(クレド)」を参照し、自分の信条(クレド)にこのことを「さらに力強くこの真実を繰り返す」と書いている。 教皇ベネディクト16世もまたパウロ6世の信条(クレド)を参照し、それは関係する聖句の全てを要約するものである、としている。
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