聖母マリアの汚れなきみ心の祝日
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この祝日の主な目的は、「マリアの霊的生活」の祝日と同じであり、10月19日にカトリック教会の修道会「聖スルピス会」によって祝われていた。この祝日は、神の母であるマリアの喜びと悲しみ、マリアの美徳と完全さ、マリアの父なる神や御子イエス・キリストへの愛、及びマリアの人類に対する哀れみからくる愛を記念して祝う。1643年には、ジャン・ウードとその後継者たちが、2月8日を聖母マリアの聖心の祝日として祝っていた。 ローマ教皇ピウス12世は1944年に「マリアの汚れなきみ心の祝日」を8月22日に祝うよう制定し、この日は伝統的な「聖母の被昇天」の大祝祭(オクターブ:8日間の祝祭)と重なっていた。1969年にローマ教皇パウロ6世がこの「聖母マリアの汚れなきみ心の祝日」を「イエスの聖心の祭日」の直後の土曜日に移行した。現在においては、これは聖霊降臨の祝日の後の3番目の土曜日であるとされている。 教皇パウロ6世はこれと同時に「聖母マリアの汚れなきみ心」の祝日と「イエスの聖心の大祝日」を密接に関連付けた。なお、教皇パウロ6世は、「天の元后聖マリアの祝日」を5月31日から8月22日に移行した。1962年版もしくはこれより17年以前の版による「ローマミサ典礼書」(en:Roman Missal)を使用する人々は、この祝日を5月31日と定めたピウス12世に従っている。これは、エクアドル共和国、修道会「聖霊修道会(英語版)」、「イエズス・マリアの聖心会(英語版)」、そして「マリアの御心の宣教会」の守護の記念日として続けられている。
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