聖母マリアとキリストの象徴と竜との戦い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 07:05 UTC 版)
「黙示録の獣」の記事における「聖母マリアとキリストの象徴と竜との戦い」の解説
「 また、天に大きなしるしが現れた。一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭には十二の星の冠をかぶっていた。 女は身ごもっていたが、子を産む痛みと苦しみのため叫んでいた。また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、火のように赤い大きな竜である。これには七つの頭と十本の角があって、その頭に七つの冠をかぶっていた。 竜の尾は、天の星の三分の一を掃き寄せて、地上に投げつけた。そして、竜は子を産もうとしている女の前に立ちはだかり、産んだら、その子を食べてしまおうとしていた。女は男の子を産んだ。この子は、鉄の杖ですべての国民を治めることになっていた。子は神のもとへ、その玉座へ引き上げられた(新共同訳12:1-5) 」 この女とは聖母を表しており、子はキリストを現している。竜はローマ帝国の象徴であり、滅ぼそうとしているのである。その御座に引き上げられたとはキリストの受難とその後の復活を説明している。鉄の杖を持ってという部分は偽預言者と本物の預言者であるイエスを対比させる描写でもある。
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