ビッグスリーの時代とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ビッグスリーの時代の意味・解説 

ビッグスリーの時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 03:17 UTC 版)

サンアントニオ・スパーズ」の記事における「ビッグスリーの時代」の解説

"ビッグ・スリー/The Big 3" ティム・ダンカン トニー・パーカー マヌ・ジノビリ 2006-07シーズン は、ジノビリがシックスマンへと移向。スターター級のジノビリがベンチ控えることは相手チームにとっては脅威となり、「行き詰った試合の流れ変える」というシックスマン仕事はうってつけであった。地味ではあるがファブリシオ・オベルトマット・ボナー加入効果現れ、7割以上の勝率プレーオフ進出したまた、このシーズンで、10年続けて50以上に相当する戦績勝率61%以上)でプレーオフ進出した1回戦デンバー・ナゲッツとのシリーズ第5戦ではジノビリに替わりスターターとなったマイケル・フィンリースリーポイント9本のうち8本を決めるなど活躍ナゲッツサンズジャズ次々と下しウェスタンカンファレンス優勝勝ち取ったファイナルでは、レブロン・ジェームズ率いイースタンカンファレンス優勝クリーブランド・キャバリアーズを、02年のロサンゼルス・レイカーズ以来の四戦全勝退け2年ぶりの王座返り咲いたファイナルでは、レブロン・ジェームズに、強固なディフェンダーであるブルース・ボーエンマッチアップし、フィールドゴール成功率35%に抑え込む一方オフェンスでは、トニー・パーカー独擅場とも言える働き振り見せ平均24.5得点5リバウンド3.3アシストフィールドゴール成功率57%を記録しファイナルMVP受賞した欧州出身選手としては初受賞となった。これでスパーズ出場した4回のNBAファイナルですべて優勝成し遂げている。また、4-0、4-14-24-3勝利すべてのケース経験しており、通算16勝6敗(勝率72.7%)のファイナルに強いチームである。 2007-08シーズン は、例年通りシーズンでは安定した戦い見せ56勝をあげ、プレーオフ進みフェニックス・サンズニューオリンズ・ホーネッツ破りカンファレンスファイナルへと駒を進めたが、このシーズンシックスマン賞受賞のジノビリがプレーオフ1回戦のサンズ戦で左足首を負傷しており、カンファレンス決勝ロサンゼルス・レイカーズ戦ではその怪我影響で力が出し切れ意外なほどあっさりと敗れまたしても連覇逃したこの年プレーオフ時点でのロースター平均年齢32歳を超えており、チーム若返りオフ課題となったが、主要な補強は、ロジャー・メイソンとの契約ジョージ・ヒルドラフトでの加入程度とどまった2008-09シーズン は、ジノビリが昨シーズンプレーオフで負傷し北京オリンピックで、さらに悪化した左足首の関節鏡視下手術9月に受け、チーム73年以来開幕3連敗をしてしまう。しかし4戦目のウルブズ戦でパーカーキャリアハイ55得点10アシスト大活躍で連敗止めたその後、ジノビリが右腓骨疲労反応出たことの影響など出場試合自己最低の44試合終わり新加入のロジャー・メイソン71試合先発全試合出場しキャリア最高の成績平均11.8得点3ポイント成功率42.1%)を残し、それを補ったものの、チーム勝利数は、昨年下回りウェスタンカンファレンス第3シードプレーオフ臨んだ。ここでも右の腓骨疲労骨折欠場したジノビリ不在響き2007-08シーズンに、ベテランPGジェイソン・キッド獲得したダラス・マーベリックス破れ2000年以来1回戦敗退となったこの年あたりから、衰え見え始めたダンカン1人に頼るスタイルは、終わりを告げざるを得ずパーカー、ジノビリとのビッグ3に、プラスアルファー求めてオフには、主力選手負担軽減目指し主力級のリチャード・ジェファーソントレード獲得した。このシーズンで、50勝以上を10年続けたことになる。 2009-10シーズン は、ディフェンスの要であるブルース・ボーエン引退と、リチャード・ジェファーソンが、チームマッチしきれず、期待した程の活躍ができず、またパーカー怪我のため出場試合数56止まり平均得点前年より大きく下げたパーカー怪我により大幅に出場時間増やしたジョージ・ヒル期待上回る活躍見せたが、ダンカン時代通じて最低の勝率終わったが、なんとか50勝は確保し50勝以上のシーズン継続記録11年伸ばしたプレーオフには第7シード進出し豪華戦力補強行ったダラス・マーベリックス戦でジノビリは鼻骨骨折しながらもプレー続けスパーズ2回戦へと進めたものの、2回戦で、フェニックス・サンズにあっさりとスウィープされシーズン終えた2010-11シーズン は、ジノビリを中心に据えてパーカーダンカンとまさにビッグスリー体制臨んだダンカン負担軽減プレー時間減らし平均得点平均リバウンド最少終わったにも関わらず結果的に6121敗と強さ見せつけウェスタンカンファレンス第1シードプレーオフ突入した。この時点でのチーム状況は、アップテンポ攻撃的な試合展開を見せ得点力確実に上がった反面スパーズ最大強みである強固なディフェンスに隙が見えることも屡々あり、万全とは言い切れないものであった。ジノビリが、右肘を負傷しプレーオフ初戦欠場し、次戦からも万全な状態でプレーすることができず、またリチャード・ジェファーソン不振響き、1戦目で、メンフィス・グリズリーズグリズリーズ史上初めてのプレーオフでの勝利を許しそのままグリズリーズ勢い止められずに2勝4敗で1回戦敗退したプレーオフで第1シードチームが8位チーム敗退することは、1回戦が7試合になって以降としては史上2度目となる失態であった中心メンバーベテラン揃いになり、シーズンでは力を発揮するものの長いシーズン後プレーオフでは疲労取れずに力を発揮できないシーズン多くなってきた事と本来のディフェンス力を取り戻すことが課題として残った。しかし、一方では、ジョージ・ヒルデュワン・ブレアゲイリー・ニールダニー・グリーンなど他チームからさほど注目されなかった好選手を見い出し育てスパーズ目利きぶりを発揮しつつ、若返り進めてはいた。

※この「ビッグスリーの時代」の解説は、「サンアントニオ・スパーズ」の解説の一部です。
「ビッグスリーの時代」を含む「サンアントニオ・スパーズ」の記事については、「サンアントニオ・スパーズ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ビッグスリーの時代」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ビッグスリーの時代」の関連用語

ビッグスリーの時代のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ビッグスリーの時代のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのサンアントニオ・スパーズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS