ビッグスリーの誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 04:37 UTC 版)
「ダニー・エインジ」の記事における「ビッグスリーの誕生」の解説
ドラフトが行われた6月28日、世間を驚かせるビッグトレードが成立。トレードを敢行したのはエインジのセルティックスと、シアトル・スーパーソニックスだった。セルティックスからはデロンテ・ウェスト、ウォーリー・ザービアック、ドラフトで獲得したジェフ・グリーンを放出、代わりに得たのがリーグ屈指のシューターレイ・アレンだった。アレンとピアースの両ウィングはリーグ屈指のデュオとして話題を呼んだが、このトレードは後の更なるビッグトレードの呼び水となった。 アレンのトレードから約1ヵ月後の7月31日、ケビン・ガーネットのセルティックス行きが決定する。アレンの獲得を聞いてガーネットが態度を軟化させた結果だった。また、エインジとウルブズのGMに就いている元チームメイトのケビン・マクヘイルとの良好な関係が、トレード成立の後押しをしたと言われている。 かくしてセルティックスにケビン・ガーネット、ポール・ピアース、レイ・アレンというリーグ史上でも屈指のビッグスリーが誕生した。2つのビッグトレードでセルティックスからは計10人が放出され、選手層の薄さを危ぶむ声も多くあがったが、エインジはビッグスリーの魅力を存分に使い、ジェームス・ポージー、サム・キャセール、P.J.ブラウンらを獲得し、そつのない補強を実践した(一時は引退したレジー・ミラーまでも復帰しセルティックス入りする話もあった)。 エインジがこのオフに払った多大な労力は、2007-08シーズンの66勝16敗という大躍進と、最も優秀なフロントに贈られるエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤー獲得という形をもって報われえた。 2009年4月に軽い心臓発作を起こし病院に運ばれた。 2010年5月3日のクリーブランド・キャバリアーズとのカンファレンス・セミファイナル第2戦でJ・J・ヒクソンのフリースローの際、タオルを投げたことに対してNBAから25,000ドルの罰金を受けた。
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