バイバイン (文字)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 言葉 > > バイバイン (文字)の意味・解説 

バイバイン (文字)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 16:04 UTC 版)

バイバイン(アリバタ)
類型: アブギダ
言語: イロカノ語パンパンガ語パンガシナン語タガログ語ビコール語、ヴィサヤ諸語
その他フィリピンの言語
時期: 1300年-20世紀、21世紀
親の文字体系:
姉妹の文字体系: バリ文字バタク文字、ブヒド文字、ハヌノオ文字ジャワ文字ロンタラ文字、古スンダ文字、ルジャン文字タグバンワ文字
Unicode範囲: U+1700–U+171F
ISO 15924 コード: Tglg
注意: このページはUnicodeで書かれた国際音声記号 (IPA) を含む場合があります。
テンプレートを表示
1593年に出版された『Doctrina Christiana』(フィリピン最古の出版物)に見えるバイバイン文字で書かれたタガログ語主の祈り

バイバイン(誤って「アリバタ」)ブラーフミー文字を先祖に持つ文字。過去のフィリピンタガログ語など様々な言語を表記するために使われていた。

表記法

伝統的な文字配列。赤が母音字、黄色が母音記号、緑が子音字

文字体系としてはアブギダに属し、文章は左から右、上から下の順番で書いていく。バイバイン[1]には母音を表す母音字、子音字の母音を変化させる母音記号、子音+母音 a の音を表す子音字がある。

bi, be など、特定の子音に a 以外の母音が伴う音を表記したい場合、ba () を表す子音字に i, e を表す母音記号を付加し、ba の a の母音を i, e に変化させることで bi, be () の音を表すことが出来る。

子音のみの音を表記したい場合もそれと同じで、ba を表す子音字に母音打消し記号を付加させる事で、b () の音を表すことが出来る。

bia 等、“子音+二重母音”を表す場合は、ba に i と a の両方の母音記号を付加させるのではなく、ba に i の母音記号を付加し、その後ろに a の母音字を加える。()

Unicode収録

Unicode 3.2 にて以下の文字が収録された。

U+ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
1700
1710  ᜒ  ᜓ  ᜔

脚注

  1. ^ タガログ語の発音ではバイバイインが原音に忠実な表記で最後の母音である "i" にストレスが来る。

外部リンク

バイバインフォントのダウンロード





バイバイン (文字)と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「バイバイン (文字)」の関連用語

バイバイン (文字)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



バイバイン (文字)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのバイバイン (文字) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS