ノワール・プロジェクト関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 06:30 UTC 版)
「ブラック・ジャック21」の記事における「ノワール・プロジェクト関係者」の解説
間影三(はざま かげみつ) 声 - 小川真司(青年時:小野大輔) 原作では名前が不明であったBJの父親。 劇中で原作とは扱いが最も違う人物で「ノワール・プロジェクト」でシュタインと共に人工臓器開発を担当した。 30年前、みおや友人のベン・バート、キャサリンと共に働いていたニューヨークのバート病院をプロジェクトへの参加を理由に突然去るが、数か月後、キャサリンが心筋梗塞で倒れた際、プロジェクトからヒュドラ型人工心臓を無断で持ち去り、他言無用を条件に高精度の人工心臓を提供するため再会しみおと結婚、日本に帰国後、彼女との間に黒男(=BJ)が生まれた。その後全満徳に組織に戻るよう誘われるもそれを断ったが、彼がBJとみおに爆発事故を仕掛けたため2人を守るために組織へ戻り蓮花と結婚、それ以降も全満徳からみおより蓮花を愛していると思い込むよう脅迫され続けたが、亡くなったみおのことは今も愛し続けており、BJのことも彼の身をずっと案じ続けていた。 物語終盤で心不全による危篤状態に陥り、BJは蓮花に手術を依頼するが、蓮花がBJに差し向けた刺客による妨害工作でBJは彼の手術ができず、BJとは和解ができないまま息を引き取ってしまい、影三の遺体はBJが九蛇による銃撃により脚を負傷した際にBJにより引き取られ、体の皮膚の一部は怪我を負ったBJの足にある母の皮膚の横へと移植され、BJの手で葬られた。それによりBJ、みお、影三は数十年ぶりにようやく一緒になることが出来た。 クロイツェル博士 声 - 菅原淳一(クーマ回想時のみ) 「ノワール・プロジェクト」に参加していた癌治療のスペシャリスト。ノーベル医学賞を受賞した経験もある。北欧の小国のクロイツェル中央病院の院長を務めていたが交通事故で仮死状態となり地下室に隔離されており、他のものにはスイスで療養中と言われている。後にBOPを投与されたことが判明するが、死亡するまでには至っていない(仮死状態のままになっている)。 シュタイン博士 声 - 野島昭生 ドイツのシュタイン総合病院の院長。「ノワール・プロジェクト」で影三と共に人工臓器開発を担当し、「ノワール・プロジェクト」の参加者として満徳の組織から多くのサポートを受けている。かつて本間にBJの手術を勧めた人物でもあるが、その後仲違いしており、現在では本間の事を「クズな藪医者」と評するまでになっているが内心では彼の事を認めていた。九蛇や紅蜥蜴に脅迫されており、プロジェクトの真相を確かめに自身の病院を訪れたBJを門前払いするが、後にイギリスでフェニックス病を発症した際にBJにドクター・ジョルジュの情報を教えて命を落とす。 ドクター・ジョルジュ 声 - 筈見純 元バート病院の医師。11話によると本名はエドワード・T・ジョルジュ。「ノワール・プロジェクト」で薬品開発を担当していた。ドクター・キリコとユリの父親でもあり、BJの両親と親友だったキャサリンやその息子で現バート病院院長のビル・バートとも面識がある。かつてカナダの雪山でBOPウイルスを発見し、電気を発生させる特性を発見し新型人工臓器の内部電源に使用する事を提案した。さらにBОPウイルスに放射線を当て続ける事で人為的に進化させる事で老化を防ぐ新薬を作り出した。しかし、それにより「本間血腫」や「フェニックス病」を生み出すことになった。 5年前にフェニックス病を発病しそれに伴い縦隔気胸になり病院を退職してカナダで療養をしていた。彼のもとを訪れたBJとキリコの手術を受け一時的に回復するもフェニックス病が急激に悪化しキリコに感謝の言葉を述べ亡くなってしまう。 原作にも僅かだが登場しており、アニメ『ヤング ブラック・ジャック』の第6話のラストで若き日のドクター・キリコが所持していたペンダントに彼とユリの写真が入っていた。 ドクター・クーマ 声 - 飯塚昭三 「ノワール・プロジェクト」に本間の助手として臓器移植を担当し、本間の離脱後もBOPの可能性を信じてプロジェクトに残り彼の地位を受け継いだ。プロジェクトの凍結後はアフリカで十分な医療が受けられない現地の人々の治療やレッド・データ・アニマルズを保護するために活動していたが、数年前に現れた全満徳に騙され、フェニックス病がアフリカを始め世界中に発祥する原因を作ってしまい、その事の自責感に苛まれていた。特にフェニックス病の被害が大きかったアフリカの村人たちからは相当な恨みを買っている。 現地で高熱に侵されたBJの治療をした後、彼にプロジェクトやフェニックス病の真相を語るが、直後に黒ヒョウに襲われ重傷を負った。しかし、BJの手術と村人たちの輸血によって助けられ、メンバーの中で唯一一命を取り留めた(生死不明のクロイツェルを除く)。その後、BJ達がフェニックス病に冒された上に隔離されてしまった際、BJがフェニックス病を治療できるようにするよう尽力し、事件解決後は、師である本間丈太郎の名誉回復のため、BJが発見したフェニックス病治療の方法に「本間血清」と名付け、世界中に無料で提供することを発表した。 原作『ブラック・ジャック病』に同名で容姿も同じ医師が登場する。アフリカのガボンでブラック・ジャック病という病気の研究をしていたが、その病気によってクーマも死亡する。
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