治療の方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/14 02:00 UTC 版)
一般的には、安静にし、抗生物質を4~8週間、静脈注射をする。抗生物質は原因菌に対する薬剤感受性検査を行い、感受性のある薬剤を使用する。しかし、薬剤への耐性を獲得した耐性菌(MRSA等)が出現する場合もある。その場合は抗生物質の系統を変更し、投与を続ける。こうした繰り返しの結果、ほとんどの抗生物質が効かない事態も出てくる。その場合、好中球の減少等、免疫力が低下し重篤になる場合も稀に起こりうる。慢性化の場合、高圧酸素治療を行うこともある。 外科的治療は、感染部の異物や壊死した皮膚・腐骨組織を掻破、除去する。(デブリードマン)この時、縫合せず創を開放状態にし、患部に対し持続灌流(じぞくかんりゅう)を行うこともある。持続灌流とは、生理食塩水を患部に流して洗浄するとともに、壊死に陥った組織を排出する目的で行うものである。時間の経過とともに、欠損部の肉芽が自然に盛り上がってくるが、感染兆候が収まらない場合、再度、掻破、除去する。 骨欠損部が広範囲に渡るような場合には、骨を他の部位(腸骨等)から移植したり、変形や短縮が起こった場合にはイリザロフ創外固定術等により骨延長を行うこともある。このような場合は治療期間が数年単位になる事も珍しくはない。 この項目は、医学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。
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