デーモンテイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/20 07:55 UTC 版)
「二人で始める世界征服」の記事における「デーモンテイル」の解説
赤尾竜太(あかお りゅうた) 私立御堂中央高校一年。非常に読書が好きで、図書委員を引き受けるほどである。 両親は離婚していて、現在は研究者の母親と暮らしている。しかし仕事柄母親は帰ってこない日が多い。さらに、両親とは不仲(厳密に言えば最早食指も動かない)。竜太と母を捨てた父親からの電話は不機嫌な態度で対応し、たまに帰ってくる母親も「息子ではなく便利なハウスキーパーとして見ている」と地の文で嘲っている。 そのため、両親の喧嘩から逃避する為に読書に没頭したのが本好き(八都子曰く『文学少年』)の始まり。古今東西様々な本に精通し、彼の部屋は壁二面が本棚になっている。そのためか国語が得意。 家事も得意で、家中の家事を一手に引き受けている(これも逃避が元)。特に料理が上手で、ありす曰く「つい入り浸る」「最高にうまい」とのこと。 意外とモテ男(真緒曰く「ナチュラルボーン・モテモテ魔人」)。 両親との件から無意識の内に『自分が好かれるハズが無い』という強迫観念にも似た考えを持っていた。 性格が非常に優しいので基本的に戦いを好まないが、いざというときは身を呈して人を守ろうとする。そのために自己が傷つくことを気にせず、またどれだけボロボロでも戦意を奮い起こす事が出来る。また、その性格から3人から告白された時も非常に思い悩んでいた。リンドヴルム 竜太の変身した姿の赤い竜。尾を入れれば全長約7〜8メートル。翼を広げれば横10メートルにはなる。変身のスイッチは鎖骨の間にある。 鱗は銃弾を弾き、爪と牙はタングステン並の硬度を誇る。更に尾は筋肉の塊で全力でぶつければ鉄骨をへし折り、炎も吐けるという生物兵器。ちなみに改造ではこれ以上は強くならない。 このような設計にしたのはドクター(後述)が孫娘の千紗を守って欲しいと願ったため。 この他『反重力システム』を用いたりして戦う、正にデーモンテイル1の戦力。 久喜島千紗(くきしま ちさ) 竜太と同じ幼稚園に通っていたことがあり、ある件をきっかけに竜太に好意を寄せており、高校で再会した。激辛な食べ物が好き。 凄まじい資産家の娘。相続税で半分持っていかれても使い切り方を思いつけないというからには相当な額だということが推測できる。 バスケのドリブルが5回と続かないなど、運動が凄まじく苦手(ただし変身後は問題無い)。 資産家のお嬢様だが、ある日両親が事故に見せかけて暗殺されてしまう。彼女の両親は“旧”デーモンテイルの総帥夫妻で、組織の在り方を巡って部下と揉めていたらしい。両親の残したダミーの戸籍で彼女は無事だが、その所為で組織は瓦解。彼女と祖父以外は組織を離れる結果となる。 両親の悲願『世界征服』を達成する為、竜太を仲間に加える。組織への加盟を「改造も許諾」と受け取るなど、思考が少々ズレた点がある。 竜太に対する好意とは並列して責任感のようなものも感じており、曰く「大怪我を負って倒れた時は心配で気が狂いそうだった」とのこと。 名前の由来はグリム童話ラプンツェルの和訳(ラプンツェルは野菜の名前)である『チシャ』『チサ』から。ラプンツェル 黒いレザーの様なボンテージを着た、千紗の変身後の姿。胸部にタトゥーがある。変身のスイッチは右手首。 髪を自在に動かして戦う。この髪は意外と怪力で、人間では持ち上げられないものでも軽々と扱える。 リンドブルムと異なって絶対的な防御力は無い。 久喜島善治朗(くきしまぜんじろう) 千紗の祖父にてデーモンテイルの化学者。コードネームは『ドクター・フォートレス』。 元々は人間だが、生身でできる事に限界を感じ、現在では基地と一体化。脳だけがシリンダーの中に浮かんでいる。本人は人間のインスピレーションと機械の演算能力を手に入れられたと喜んでいる。 冷静だが、千紗が関わると静かな情熱を燃やす。 将棋は好きだが下手の横好きである。
※この「デーモンテイル」の解説は、「二人で始める世界征服」の解説の一部です。
「デーモンテイル」を含む「二人で始める世界征服」の記事については、「二人で始める世界征服」の概要を参照ください。
- デーモンテイルのページへのリンク