下手の横好き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/16 00:09 UTC 版)
下手の横好き(へたのよこずき)は、室町時代の日本からのことわざ。
概要
行っている物事が下手であろうと、その物事のことが好きであったり、熱心であるような人のことをいう。下手の横好きであるものの物事を行っている場合には、その物事は特技ではないということになる[1]。
由来
この言葉に含まれている横好きの横というのは、道理に外れているや、正しくないという意味が含まれている。道理というのは、上手であれば好きであり下手であれば嫌いということであるのだが、これに当てはまっていないために道理から外れていることを意味する横が付いた。本来の話題ではなくなることを横道に逸れるというように使う横のようなものである[1]。
この言葉が最初に用いられたのは室町時代である。狂言の書籍である『縄綯』で用いられており、これの登場人物のことを下手の横好きと批判する形で用いられていた[2]。
関連項目
脚注
- ^ a b “「下手の横好き」の意味とは? 読み方や使い方・例文、類語・対義語も紹介”. マイナビニュース (2023年5月18日). 2025年2月26日閲覧。
- ^ 日本国語大辞典,ことわざを知る辞典, デジタル大辞泉,精選版. “下手の横好き(ヘタノヨコズキ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年2月26日閲覧。
外部リンク
下手の横好き
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