ソユーズMS-26とは? わかりやすく解説

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ソユーズMS-26

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/21 08:07 UTC 版)

ソユーズ MS-26
国際宇宙ステーションに接近するソユーズMS-26
名称 ISS 72S
任務種別 ISSへの有人ミッション
運用者 ロスコスモス
COSPAR ID 2024-162A
SATCAT № 61043
ウェブサイト en.roscosmos.ru
任務期間 220日 8時間 57分
特性
宇宙機 ソユーズMS No.757
宇宙機種別 ソユーズMS
製造者 RKKエネルギア
打ち上げ時重量 7,152 kg[1]
乗員
乗員数 3
乗員
コールサイン Burlak
長期滞在 第71/72次長期滞在
任務開始
打ち上げ日 2024年9月11日 16:23:12 UTC[2]
ロケット ソユーズ 2.1a[1]
打上げ場所 バイコヌール宇宙基地31番射点
打ち上げ請負者 プログレス国家研究生産ロケット宇宙センター
任務終了
着陸日 2025年4月20日 01:20:35 UTC
着陸地点 カザフステップ、カザフスタン ジェスカスガンの147km南東(北緯47度19分 東経69度33分 / 北緯47.317度 東経69.550度 / 47.317; 69.550[1]
軌道特性
参照座標 地球周回軌道
体制 低軌道
傾斜角 51.66°
ISSのドッキング(捕捉)
ドッキング ラスヴェット 天底
ドッキング(捕捉)日 2024年9月11日 19:32:09 UTC
分離日 2025年4月19日 21:57:33 UTC
ドッキング時間 220日 2時間 25分

 (左から)ワグネル, オヴチニン, ペティ

ソユーズ MS-26は2024年9月11日にバイコヌール宇宙基地31番射点から国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられたロシアのソユーズの有人飛行[3][4][5]。このミッションでは、ロスコスモスの宇宙飛行士アレクサンドル・ゴルブノフ英語版イワン・ワグネル英語版、およびNASAの宇宙飛行士ドナルド・ペティの3名のクルーが搭乗した。

打ち上げ直後に宇宙船がカーマン・ラインを越えたとき、宇宙には過去最高の19人がいた。MS-26ミッションの3人の宇宙飛行士、中国の天宮宇宙ステーションの3人、SpaceXのポラリス ドーンミッションの4人、そして国際宇宙ステーションの9人である[6]

クルー

アメリカの宇宙飛行士ドナルド・ペティは、少なくとも一人以上のアメリカ人とロシア人のクルーがISSに搭乗しているようにするためのソユーズ=ドラゴン乗員交換システムの一環としてアレクサンドル・ゴルブノフ英語版と交代した。これによって、米ロ両国が宇宙ステーション上に存在することが保証され、ソユーズまたは商業乗員宇宙船が長期間飛行停止となった場合でもそれぞれの異なるシステムを維持することが可能となる[7][5]

正クルー

地位 乗組員
指揮官 アレクセイ・オヴチニン英語版, ロスコスモス
第71/72次長期滞在
4[注釈 1]回目の宇宙飛行
フライトエンジニア イワン・ワグネル英語版, ロスコスモス
第71/72次長期滞在
2回目の宇宙飛行
フライトエンジニア ドナルド・ペティ, NASA
第71/72次長期滞在
4回目の宇宙飛行

予備クルー

地位 乗組員
指揮官 セルゲイ・リジコフ, ロスコスモス
操縦士 セルゲイ・ミカエフ英語版, ロスコスモス
フライトエンジニア TBA, NASA

ギャラリー

脚注

注釈

  1. ^ 搭乗していたソユーズ MS-10カーマン・ラインを超えずに中断されたが、NASAではこれも1回に数えている。ロシア宇宙局はカーマン・ラインの定義を採用している[8]

出典

  1. ^ a b c Zak, Anatoly (2024年9月11日). “Soyuz MS-26 lifts off”. RussianSpaceWeb.com. 2024年12月2日閲覧。
  2. ^ Crewed Soyuz Spacecraft Launches, Trio Headed to Space Station”. NASA (2024年9月11日). 2025年3月15日閲覧。
  3. ^ Zak, Anatoly (2023年2月13日). “Space exploration in 2023”. RussianSpaceWeb. 2023年2月16日閲覧。
  4. ^ Better Late Than Never: New ISS Crew Prepares to Fly, All-Female EVAs Possible in October - AmericaSpace” (英語). www.americaspace.com (2023年9月10日). 2024年3月12日閲覧。
  5. ^ a b Госкорпорация «Роскосмос»”. Telegram. 2024年3月12日閲覧。
  6. ^ NASA's oldest active astronaut launches on 'next flight' aboard Soyuz”. CollectSpace (2024年9月11日). 2025年3月15日閲覧。
  7. ^ Rogozin says Crew Dragon safe for Russian cosmonauts”. SpaceNews (2021年10月26日). 2021年12月17日閲覧。
  8. ^ Gebhardt, Chris (2019年3月14日). “Soyuz MS-12 docks with the Space Station – NASASpaceFlight.com”. NASASpaceflight.com. https://www.nasaspaceflight.com/2019/03/russian-americans-soyuz-ms-12-station/ 



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