コレオグラファーとは? わかりやすく解説

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choreographer

別表記:コレオグラファー

「choreographer」の意味・「choreographer」とは

「choreographer」は、ダンスバレエ振り付けを行う専門家を指す英単語である。舞台芸術映画テレビ番組などで、パフォーマンス動き設計しダンサー指導する役割を担う。例えば、バレエ団振り付けや、ポップスターコンサートダンスパフォーマンスなどがその活動範囲となる。

「choreographer」の発音・読み方

「choreographer」の発音は、IPA表記では/kɔːriˈɒɡrəfər/となる。IPAカタカナ読みでは「コーリオグラファー」となり、日本人発音するカタカナ英語では「コリオグラファー」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「choreographer」の定義を英語で解説

A "choreographer" is a professional who creates and arranges dances for stage performances, films, television shows, and other entertainment mediums. They design the movements for performances and instruct the dancers. For instance, they may choreograph ballets or dance performances for pop concerts.

「choreographer」の類語

「choreographer」の類語としては、「dance maker」や「dance arranger」がある。これらも同様にダンス振り付けを行う専門家を指す言葉である。

「choreographer」に関連する用語・表現

「choreographer」に関連する用語としては、「choreography」がある。これは振り付けそのものや、振り付け技術プロセスを指す。また、dancer」(ダンサー)や「performance」(パフォーマンス)も関連する用語である。

「choreographer」の例文

1. The choreographer designed a beautiful dance for the ballet.(振付師バレエのために美しダンス設計した。)
2. The pop star's concert was a huge success, thanks to the choreographer's innovative dance routines.(振付師革新的なダンスルーティンのおかげでポップスターコンサート大成功だった。)
3. The choreographer worked closely with the dancers to perfect the performance.(振付師パフォーマンス完璧にするためにダンサーと密接に協力した。)
4. The choreographer's unique style was recognized in the dance industry.(振付師ユニークなスタイルダンス業界認識された。)
5. The choreographer's job is not just to create dances, but also to teach them to the performers.(振付師仕事ダンス作るだけでなく、パフォーマーにそれを教えることでもある。)
6. The choreographer spent hours creating the perfect dance routine for the show.(振付師ショーのための完璧なダンスルーティンを作るために何時間も費やした。)
7. The choreographer's creativity was evident in the complex dance routines.(複雑なダンスルーティンに振付師創造性明らかだった。)
8. The choreographer was praised for the innovative use of space in the dance.(ダンス空間利用革新性に対して振付師称賛された。)
9. The choreographer collaborated with the director to create a dance that fit the theme of the play.(振付師演出家協力して、劇のテーマ合ったダンス作った。)
10. The choreographer's dance was a highlight of the performance.(振付師ダンスパフォーマンスハイライトだった。)

コレオグラファー【choreographer】

読み方:これおぐらふぁー

コリオグラファー


振付師

(コレオグラファー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/14 01:26 UTC 版)

バレエ

振付師(ふりつけし、: choreographer)は、振付(ふりつけ、: choreography)を専門に行う者をいう。歌舞伎舞踊日本舞踊のような伝統芸のほか、バレエダンスの振付をする者も含まれる。バレエやダンスの世界では振付家と呼ぶことが多い。ショウビズ界では英語の音訳でコリオグラファーと呼ぶこともある。

振付と振付師

振付(コリオグラフィー)は、動作を行う際の人体の構成(ポーズ)や動作の流れの構成を行う芸術の一種である[1]。ある瞬間の体のポーズや、それらにつながる一連の動きを構成することを指す。また振付作業の結果にできる一連のダンスの構成も含まれる。 ダンスの世界以外に、映画スポーツ・身体表現の分野でも用語として使用されている。

大まかにいって、振付作業は動作の順序、リズム、強調すべき点を考慮して行われている。

なお振付師という日本語は日本舞踊の振付職人として享保年間にはすでに成立していたが、英語の "Choreographer" という言葉は意外に新しく、1930年代半ばから、米国へ移住したジョージ・バランシンによってミュージカル映画の世界で広められたのが始まりである[2]バレエの世界では振付家は芸術監督を兼務することが多く、ダンサーに対して振付指導を行いながら舞台全体の演出も行っている。

振付の記録・舞踊譜

振付は、ダンスを振付創作したダンサー・振付師から他のダンサーたちへ、口伝や手取り足取りの指導、あるいは見よう見まねで伝えられる。世界中で古くから伝えられている舞踊・ダンスは、こうして年長者から次世代へ代々伝わってきた。しかしフランスイタリアなど西洋で舞踏会が盛んになり、ダンスの複雑化やダンスの教養化が起こった17世紀以降、ダンスを紙に記録し印刷物などで普及させる試みが始まる。

バレエコンテンポラリー・ダンスなど西洋の舞台芸術ではこの時以来、音楽を楽譜に写すように、ダンスの振付を抽象化し、シンボル的動作、回数、ステップの踏み方などの要素に分解し紙面に記録するダンス・ノーテーション(Dance notation、舞踊記譜法)を発達させてきた。

これは記録のみならず、ダンス教育や練習、ダンス研究などに利用されている。たとえば有名ダンサーのダンスを記録し後世に舞踊譜として振付を残すことで、後の時代の人々がこれに基づいてダンスを再現したり練習材料にしたり新たな振付の参考にしたり、研究者が過去のダンサーや振付師たちの研究・分析・批評に使うなどしてきた。

また舞踊譜は民族舞踊の記録など、文化人類学の世界でも利用されている(舞踊民族学)。日本でも明治以来、長年にわたり日本舞踊各流派の踊りや各地方の踊りを舞踊譜に記録することが、各流派の人々や舞踊研究者の間で行われてきた。

現代の西洋の主なダンス・ノーテーションには、20世紀に入り確立した

などがある。日本では、各流派や研究者による独自の採譜法がいろいろあるほか、東京文化財研究所が五線譜のような「標準日本舞踊譜」をまとめているが、読むのが難しい上同じ演目でも実は流派ごとの踊り方の違いがあるなどの理由からあまり普及していない[3]

映像機器などの発達後、振付の記録や教育は写真映画ビデオなどでも行われ、モーションキャプチャーによる記録も行われている。

即興

事前に練習した動作だけでなく、即興インプロヴィゼーション)も振付の技法のひとつである。即興はダンスの練習やワークショップなどにも利用される。

主な振付師

日本

J-POPの主な振付師

脚注

  1. ^ 英語の「コレオグラフィー」は、Choreo (ダンス)+ graphy (書く・構成する)の合成である。
  2. ^ それ以前は仏語chorégraphe (振付師)という言葉があるだけで、英語には該当する言葉がなかった。choregraphistという用語もあったが、最終的にバランシンの提唱したchoreographerが普及した。
  3. ^ 朝日新聞大阪本社版2007年5月19日文化面「舞踊をデジタル記録」

より詳しい文献

  • Blom, L, A. and Tarin Chaplin, L. (1989) The Intimate Act of Choreography. Dance Books. ISBN 0-8229-5342-0
  • Ellfeldt, L. (1998) A Primer for Choreographers . Waveland Press. ISBN 0-88133-350-6
  • Minton, S, C. (1997) Choreography: A Basic Approach Using Improvisation. Human Kinetics . ISBN 0-88011-529-7
  • Tufnell, M. and Vaughan, D. (1999) Body Space Image : Notes Toward Improvisation and Performance. Princeton Book Co. ISBN 1-85273-041-2
  • Smith-Autard, J, M. (200) Dance Composition. Routledge. ISBN 0-87830-118-6

外部リンク



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