フィリップ・ドゥクフレとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > その他の芸術家 > その他の海外の芸術家 > 振付家 > フィリップ・ドゥクフレの意味・解説 

フィリップ・ドゥクフレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 09:49 UTC 版)

フィリップ・ドゥクフレ (2006年).

フィリップ・ドゥクフレ(Philippe Decouflé、1961年10月22日-)はフランスダンサー振付家(コレオグラファー)、演出家。ヌーボーシルク(現代サーカス)やコンテンポラリー・ダンスパントマイムなどを基礎としたダンスや舞台芸術、パフォーマンスを創作している。1961年パリ生まれ。

サーカス学校でサーカス(シルク)の理論や実践を学び、パントマイム学校でマルセル・マルソーからパントマイムを学ぶ。その後ダンスに目覚め、アンジェの国立コンテンポラリー・ダンス・センター(国立フランス現代バレエ団 (CNDC))でアメリカ人振付家アルウィン・ニコライ(Alwin Nikolais)に師事し、ニューヨークマース・カニンガムMerce Cunningham)のダンスカンパニーなどで活躍した。フランスに戻り、彼は1983年、自分のダンスカンパニー「DCA」(Diversité, Camaraderie, Agilité)を結成した。

1987年に彼が監督・振付をしたニュー・オーダーの「True Faith」のミュージック・ビデオは、1988年ブリット・アワードの「ベスト・ミュージック・ビデオ」賞を受賞。またポラロイド社のCMは1989年ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した。

1989年、パリでフランス革命200周年を記念したイベントを指揮、1992年アルベールビルオリンピックでは開会式・閉会式の演出担当となり、衣装デザイナー・造形美術家のフィリップ・ギヨテル(Philippe Guillotel)と組み、サーカスとダンスを融合させた幻想的な演出で知られるようになる。

以後、CM映画ミュージカル、セレモニー(カンヌ国際映画祭セレモニーや、2006年ワールドカップの開会式など)の演出のほか、自身の演出するダンス・パフォーマンスを世界各国で公演している。

主な作品

  • コーデックス(Codex) 1986年
  • デコーデックス(Decodex) 1990年
  • トリトン(Triton) 1990年
  • DORA〜100万回生きたねこ 1996年、主演、沢田研二の舞台の演出・振付[1])
  • シャザム!(SHAZAM!) 1997年
  • イリス(Iris) 2004年
  • ミュージカル わたしは真悟 2016年

脚注

  1. ^ 2018年5月1日中日劇場(中日新聞文化芸能局)発行「中日劇場全記録」

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フィリップ・ドゥクフレ」の関連用語

フィリップ・ドゥクフレのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フィリップ・ドゥクフレのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフィリップ・ドゥクフレ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS