クリスマスエクスプレスとは? わかりやすく解説

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クリスマス・エクスプレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/02 08:25 UTC 版)

クリスマス・エクスプレスX'mas ExpressXmas Express)とは、東海旅客鉄道(JR東海)が1989年 - 1992年に展開していた、東海道新幹線CMシリーズである。


注記

  1. ^ 当時はバブルの絶頂期に向かって景気が上り調子に合った一方で、昭和天皇の容態が悪化し、民放各局が一部のCMを自粛するなどの動きが見られていた[4]
  2. ^ 「ホームタウン・エクスプレス」自体は、都会で働いている人たちに向けて、仕事のストレスを故郷でリフレッシュしようと呼びかけるCMであった[1]
  3. ^ JR東海は、「クリスマスエクスプレス」キャンペーンの開始を1988年としている[8]
  4. ^ 当時桜通口にあったステンドグラスや時計(現在のいわゆる"金の時計"前)を背に走るシーンがあるが、新幹線の乗り場は反対の太閤通口であるため、逆走している。なおその後のコンコースを走るシーンは正しい方向に走っている。
  5. ^ Xの後にアポストロフィは本来不要であるが、当時の日本ではこの誤った表記がしばしば用いられた。
  6. ^ 連作の最終年だった1992年当時はすでに運用されていたが、撮影当時はまだ試作段階であり、2000年時点では700系登場後だったため。なお、300系は1992年の「シンデレラ・エクスプレス」には登場している。
  7. ^ 「X'mas EXPRESS'89」では、駅構内を走るヒロイン役の牧瀬がサラリーマンとぶつかりプレゼントを落とすシーンがある[16]
  8. ^ 放送当時、首都圏では自動改札機が本格的に導入されていなかったため、撮影で使用された改札口も有人で入場用と出場用に通路が分けられており、フラップドアなどによる乗客の抑止もされていなかった。
  9. ^ ハヤトは2007年生まれの設定のため、本CM放送当時はまだ生まれていない。

出典

  1. ^ a b 三浦ほか 2009, p. 67.
  2. ^ 「夢の超特急」50年 人の思いつないで-「シンデレラ・エクスプレス」-”. 時事ドットコム. 2021年12月8日閲覧。
  3. ^ 遠距離恋愛の舞台から走るオフィスに変貌 東海道新幹線、開業50年(下)”. Nikkei Style (2014年9月15日). 2021年12月8日閲覧。
  4. ^ a b 三浦ほか 2009, p. 101.
  5. ^ 三浦ほか 2009, pp. 101–102.
  6. ^ a b c 福原 2021, p. 146.
  7. ^ 三浦ほか 2009, p. 102.
  8. ^ ファクトシート2013 (PDF)”. 東海旅客鉄道. p. 5. 2013年12月6日閲覧。
  9. ^ 三浦ほか 2009, p. 103.
  10. ^ 三浦ほか 2009, p. 104.
  11. ^ 三浦ほか 2009, p. 106.
  12. ^ 三浦ほか 2009, p. 107.
  13. ^ 歴代テレビグランプリ受賞作品リスト(1961年〜1989年)”. 全日本シーエム放送連盟. 2014年9月4日閲覧。
  14. ^ 三浦ほか 2009, p. 114.
  15. ^ 三浦ほか 2009, pp. 199–200.
  16. ^ a b “牧瀬里穂、達郎Xマス名曲MV出演 24年前の“出世作”オマージュ”. ORICON STYLE. (2013年11月12日). https://www.oricon.co.jp/news/2030750/full/ 2014年1月19日閲覧。 
  17. ^ 山下達郎の「クリスマス・イブ」 本人が語る時代と思い” (日本語) (2020年12月19日). 2020年12月23日閲覧。
  18. ^ a b “シンカリオン JR東海の名作CMと連発コラボ 攻めの仕掛けでSNS席巻”. デイリースポーツ. (2018年12月21日). https://www.daily.co.jp/gossip/2018/12/21/0011924876.shtml 2018年12月22日閲覧。 


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クリスマス・エクスプレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 20:24 UTC 版)

「クリスマス・エクスプレス」の記事における「クリスマス・エクスプレス」の解説

X'mas EXPRESS'89 1989年に「クリスマス・エクスプレス」として制作され第1作。 彼女がクリスマスイブ故郷帰ってくる彼の到着時間遅れまいと、駅の改札口まで走り改札口の彼を見つけるとの陰で待ち伏せるというストーリー当初は「ホーム着いたらちょうど間に合った」というストーリーだったが、別のCM同じようシーン放送されていたことから、直前ラスト描き方変更したという。「の陰で待ち伏せる」というのは早川自身実体験元になっているという。 彼女役には、当時17歳牧瀬里穂起用彼氏役には長澤ユキオ起用撮影場所は、名古屋駅構内桜通口及び中央コンコース)。最後に息をはずませるシーンは、駅構内何回走り息をはずませてから撮影したキャッチフレーズは「ジングルベルを鳴らすのは帰ってくるあなたです」。 60秒バージョンACC CMフェスティバルグランプリ獲得している。 X'mas EXPRESS'90 1990年放映第2作。 彼女が、クリスマスイブの日、彼に公衆電話から固定電話掛ける連絡がとれず、街中一人歩いて自宅帰ると、玄関ドア絆創膏で貼られた彼からの伝言があり、待ち合わせ場所に行くというストーリー携帯電話がまだ一般に普及していなかった当時恋愛模様象徴している。周囲から制作サイドへの期待プレッシャーもあって、前2作が「日常」に近いストーリーであったのに対しストーリーの軸を「もう会えないかもしれない」というシチュエーションに置くことになり、物語背景から登場人物の設定まで細かく作り込んだものとなったことで、より「恋愛ドラマ的」なものに仕上がったという。 彼女役には、前作よりも少し大人女性として高橋里奈起用撮影場所東京都港区公道借りた深夜ロケで、ホース路面全体濡らして撮影したキャッチフレーズは「どうしてもあなたに会いたい、夜があります」。 Xmas EXPRESS'91 1991年放映第3作本作では、これまでX'masであった表記Xmas改めている。 彼女が、クリスマスイブの日、彼を新幹線改札口で待つストーリー。彼女役には溝渕美保起用撮影場所最後に映る新幹線のみ名古屋駅で、あとはスタジオセット撮影した柔らかい絵を作るために、光量落としドライアイスをたいて撮影した大きなクリスマスツリーは、山形県伐採したもみの木使用キャッチフレーズは「あなたが会いたい人も、きっとあなたに会いたい」。 Xmas EXPRESS'92 1992年制作され第4作。このCM最後に本シリーズはいったん休止となる。 彼女が、クリスマスイブの日、新幹線乗って彼に会いに行くストーリー。彼女役には吉本多香美起用撮影場所名古屋駅山下達郎カメオ出演している。なお、吉本セリフ富田靖子吹き替えしている。 シリーズ唯一新幹線乗車するシーンがある為、新幹線走行シーンが2回ほど登場するキャッチフレーズは「会えなかった時間今夜取り戻したいのです」。

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クリスマス・エクスプレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 16:37 UTC 版)

東海旅客鉄道」の記事における「クリスマス・エクスプレス」の解説

シリーズ第6弾1989年から1992年までと2000年に展開。ホームタウン・エクスプレス「X'mas」編の続編として制作された。

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