クリスマス・エクスプレス
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クリスマス・エクスプレス(X'mas Express・Xmas Express)とは、東海旅客鉄道(JR東海)が1989年 - 1992年に展開していた、東海道新幹線のCMシリーズである。
注記
- ^ 当時はバブルの絶頂期に向かって景気が上り調子に合った一方で、昭和天皇の容態が悪化し、民放各局が一部のCMを自粛するなどの動きが見られていた[4]。
- ^ 「ホームタウン・エクスプレス」自体は、都会で働いている人たちに向けて、仕事のストレスを故郷でリフレッシュしようと呼びかけるCMであった[1]。
- ^ JR東海は、「クリスマスエクスプレス」キャンペーンの開始を1988年としている[8]。
- ^ 当時桜通口にあったステンドグラスや時計(現在のいわゆる"金の時計"前)を背に走るシーンがあるが、新幹線の乗り場は反対の太閤通口であるため、逆走している。なおその後のコンコースを走るシーンは正しい方向に走っている。
- ^ Xの後にアポストロフィは本来不要であるが、当時の日本ではこの誤った表記がしばしば用いられた。
- ^ 連作の最終年だった1992年当時はすでに運用されていたが、撮影当時はまだ試作段階であり、2000年時点では700系登場後だったため。なお、300系は1992年の「シンデレラ・エクスプレス」には登場している。
- ^ 「X'mas EXPRESS'89」では、駅構内を走るヒロイン役の牧瀬がサラリーマンとぶつかりプレゼントを落とすシーンがある[16]。
- ^ 放送当時、首都圏では自動改札機が本格的に導入されていなかったため、撮影で使用された改札口も有人で入場用と出場用に通路が分けられており、フラップドアなどによる乗客の抑止もされていなかった。
- ^ ハヤトは2007年生まれの設定のため、本CM放送当時はまだ生まれていない。
出典
- ^ a b 三浦ほか 2009, p. 67.
- ^ “「夢の超特急」50年 人の思いつないで-「シンデレラ・エクスプレス」-”. 時事ドットコム. 2021年12月8日閲覧。
- ^ “遠距離恋愛の舞台から走るオフィスに変貌 東海道新幹線、開業50年(下)”. Nikkei Style (2014年9月15日). 2021年12月8日閲覧。
- ^ a b 三浦ほか 2009, p. 101.
- ^ 三浦ほか 2009, pp. 101–102.
- ^ a b c 福原 2021, p. 146.
- ^ 三浦ほか 2009, p. 102.
- ^ “ファクトシート2013 (PDF)”. 東海旅客鉄道. p. 5. 2013年12月6日閲覧。
- ^ 三浦ほか 2009, p. 103.
- ^ 三浦ほか 2009, p. 104.
- ^ 三浦ほか 2009, p. 106.
- ^ 三浦ほか 2009, p. 107.
- ^ “歴代テレビグランプリ受賞作品リスト(1961年〜1989年)”. 全日本シーエム放送連盟. 2014年9月4日閲覧。
- ^ 三浦ほか 2009, p. 114.
- ^ 三浦ほか 2009, pp. 199–200.
- ^ a b “牧瀬里穂、達郎Xマス名曲MV出演 24年前の“出世作”オマージュ”. ORICON STYLE. (2013年11月12日) 2014年1月19日閲覧。
- ^ “山下達郎の「クリスマス・イブ」 本人が語る時代と思い” (日本語) (2020年12月19日). 2020年12月23日閲覧。
- ^ a b “シンカリオン JR東海の名作CMと連発コラボ 攻めの仕掛けでSNS席巻”. デイリースポーツ. (2018年12月21日) 2018年12月22日閲覧。
- 1 クリスマス・エクスプレスとは
- 2 クリスマス・エクスプレスの概要
- 3 スタッフ
- 4 参考文献
- 5 関連項目
クリスマス・エクスプレス
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「クリスマス・エクスプレス」の記事における「クリスマス・エクスプレス」の解説
X'mas EXPRESS'89 1989年に「クリスマス・エクスプレス」として制作された第1作。 彼女がクリスマスイブに故郷に帰ってくる彼の到着時間に遅れまいと、駅の改札口まで走り、改札口の彼を見つけると柱の陰で待ち伏せるというストーリー。当初は「ホームに着いたらちょうど間に合った」というストーリーだったが、別のCMで同じようなシーンが放送されていたことから、直前でラストの描き方を変更したという。「柱の陰で待ち伏せる」というのは早川自身の実体験が元になっているという。 彼女役には、当時17歳の牧瀬里穂を起用。彼氏役には長澤ユキオを起用。撮影場所は、名古屋駅構内(桜通口及び中央コンコース)。最後に息をはずませるシーンは、駅構内を何回も走り息をはずませてから撮影した。 キャッチフレーズは「ジングルベルを鳴らすのは帰ってくるあなたです」。 60秒バージョンがACC CMフェスティバルのグランプリを獲得している。 X'mas EXPRESS'90 1990年放映の第2作。 彼女が、クリスマスイブの日、彼に公衆電話から固定電話へ掛けるも連絡がとれず、街中を一人歩いて自宅へ帰ると、玄関のドアに絆創膏で貼られた彼からの伝言があり、待ち合わせ場所に行くというストーリー。携帯電話がまだ一般に普及していなかった当時の恋愛模様を象徴している。周囲から制作サイドへの期待とプレッシャーもあって、前2作が「日常」に近いストーリーであったのに対し、ストーリーの軸を「もう会えないかもしれない」というシチュエーションに置くことになり、物語の背景から登場人物の設定まで細かく作り込んだものとなったことで、より「恋愛ドラマ的」なものに仕上がったという。 彼女役には、前作よりも少し大人の女性として高橋里奈を起用。撮影場所は東京都港区。公道を借りた深夜のロケで、ホースで路面全体を濡らして撮影した。 キャッチフレーズは「どうしてもあなたに会いたい、夜があります」。 Xmas EXPRESS'91 1991年放映の第3作。本作では、これまでX'masであった表記をXmasに改めている。 彼女が、クリスマスイブの日、彼を新幹線の改札口で待つストーリー。彼女役には溝渕美保を起用。撮影場所は最後に映る新幹線のみ名古屋駅で、あとはスタジオのセットで撮影した。柔らかい絵を作るために、光量を落とし、ドライアイスをたいて撮影した。大きなクリスマスツリーは、山形県で伐採したもみの木を使用。 キャッチフレーズは「あなたが会いたい人も、きっとあなたに会いたい」。 Xmas EXPRESS'92 1992年に制作された第4作。このCMを最後に本シリーズはいったん休止となる。 彼女が、クリスマスイブの日、新幹線に乗って彼に会いに行くストーリー。彼女役には吉本多香美を起用。撮影場所は名古屋駅。山下達郎もカメオ出演している。なお、吉本のセリフは富田靖子が吹き替えしている。 シリーズで唯一新幹線に乗車するシーンがある為、新幹線の走行シーンが2回ほど登場する。 キャッチフレーズは「会えなかった時間を今夜取り戻したいのです」。
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クリスマス・エクスプレス
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「東海旅客鉄道」の記事における「クリスマス・エクスプレス」の解説
シリーズ第6弾。1989年から1992年までと2000年に展開。ホームタウン・エクスプレス「X'mas」編の続編として制作された。
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