TYO (コンテンツ制作会社)とは? わかりやすく解説

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TYO (コンテンツ制作会社)

(ティー・ワイ・オー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/24 18:36 UTC 版)

株式会社TYO
TYO Inc.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 4358
2016年12月28日上場廃止
本社所在地 日本
107-0052
東京都港区赤坂2丁目14番5号
Daiwa赤坂ビル5・6F
設立
業種 情報・通信業
法人番号 9010401157470
事業内容 広告映像を中心としたコンテンツの戦略立案・企画・制作
代表者 代表取締役社長 早船浩
資本金 1億円(2021年1月4日時点)
従業員数 280名(2023年1月現在)
決算期 12月31日
主要株主 KANAMEL 100%
(2021年1月4日現在)
関係する人物 #役員」参照
外部リンク tyo.co.jp
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株式会社TYO(ティー・ワイ・オー、: TYO Inc.)は、日本コンテンツ制作会社。KANAMEL株式会社の完全子会社。

テレビCM制作会社として創業し、そのシェアは国内第2位。社名の由来は、航空会社の業界団体(国際航空運送協会)が「東京」を表すために用いる都市コード「TYO」から取ったものである。一時期は経営危機に陥ったものの、自力再建を果たしている。

沿革

  • 1982年4月 - 株式会社ティー・ワイ・オーを設立。
  • 2002年4月 - 株式を店頭公開(現在のJASDAQ)。
  • 2010年7月 - 主要CM子会社等9社を吸収合併。合併対象会社は事業部として運営開始[1]
  • 2013年10月 - 東京証券取引所第二部に市場変更。
  • 2014年1月 - 東京証券取引所第一部に指定替え。
  • 2016年
    • 7月11日 - AOI Pro.(9607)共同持株会社を設立する形で経営統合することを公表[2]
    • 12月28日 - 東京証券取引所市場第一部上場廃止。
  • 2017年1月4日 - 同じく業界大手のAOI Pro.と経営統合し、共同持株会社であるAOI TYO Holdings株式会社(後のKANAMEL)を設立[2]
  • 2018年 - 本社を東京都渋谷区恵比寿に移転。
  • 2019年7月23日 - AnyProjects株式会社と資本業務提携。
  • 2021年
    • 1月4日 - グループ再編により、株式会社ティー・ワイ・オーが広告映像関係事業を新設会社の株式会社TYO(ティー・ワイ・オー、: TYO Inc.)に会社分割し、株式会社xpd(イクスピーディー、: xpd Inc.)へ商号変更[注 1]。同時に株式会社xpdは、株式会社Quark tokyo、株式会社ゼオ、株式会社TYOデジタル・ワークス、及び株式会社TYOパブリック・リレーションズを吸収合併。株式会社TYOは本社を東京都港区赤坂に置く。
    • 3月 - 株式会社xpdが本社を東京都渋谷区神宮前に移転。

事業

  • MONSTER - 映像制作全般
  • TYO drive - 映像制作全般
  • PRO2 - 広告制作全般
  • SPARK - ブランディング、広告全般の戦略・企画立案、ディレクション
  • Camp KAZ - 映像制作全般
  • オファリングマネジメント - 広告制作作業全般
  • Creative Incubation - コンサルティング、クリエイティブソリューションの提供、事業開発
  • ドワーフ - キャラクター等の企画・開発、こま撮りアニメーションの制作

※過去にはゲーム部門が自社内にあった[要出典]。美少女系世界紀行ゲーム「World Tour Conductor」をJTBの協力を得て企画制作・発売したことがある[要出典]

グループ会社

  • ケー・アンド・エル - 広告コミュニケーション業務全般
  • 祭 - 音楽映像 企画・制作、その他ファッション映像コンテンツの企画・制作
  • Rabbit Digital Group - デジタル・マーケティング・サービス

かつてのグループ会社

  • 円谷プロダクション - 2007年買収。映画製作・版権提供、バンダイとの共同出資。2010年4月2日にTYO保有全株式を遊戯機大手のフィールズに売却。同社とは1990年代後半「円谷プロ企業CM」でTYOが下請けとして制作に参加した事がある。
    • 円谷エンタープライズ - 2007年買収。 番組配給・版権提供。2008年1月7日に円谷プロダクションに吸収合併。
    • ビルドアップ - 2007年買収。特殊造形・CG映像の企画・制作。2008年1月7日に円谷プロダクションに吸収合併。
  • ハルフィルムメーカー - アニメーションの企画・制作。2009年7月1日に同じグループ内のゆめ太カンパニーに吸収合併、ブランドのみ存続。
    • 遊歩堂 - アニメーションの制作。ハルフィルムメーカーの元子会社。
  • デジタル・フロンティア (CG映像の企画・制作)- 2010年4月に同社保有株を遊戯機大手のフィールズに売却。
    • GEMBA (CG映像の企画・制作)
    • さるちん (CG映像の企画・制作)
  • 5pb. - 音楽制作・ゲームソフト開発、2009年4月15日付でMBOを実施、代表の志倉千代丸にTYO保有全株式を譲渡しグループを離脱[4]。2011年6月1日にAG-ONEと合併、MAGES.となる。
  • 朱雀 - ゲームソフト開発、下記傘下2社とともに2009年4月16日付でMBOを実施しグループを離脱[5]
  • スティング - ゲームソフト開発、2009年4月30日付でグループを離脱[6]
  • RIZE DRAGON - ゲームソフト開発。
  • Genterprise - ゲームソフト販売。
  • 動画工房 - アニメーション制作、2009年4月23日付で代表の石黒竜にTYO保有全株式を譲渡し、グループから離脱[7]
  • TYOアニメーションズ - アニメーションの制作。2017年11月30日付でグラフィニカに売却[8]
  • リアル・ティ - アニメポストプロダクション。
  • ペッププランニング - イベント企画制作、実施運営。2021年1月1日付で株式会社ゼオに吸収合併。
  • ジゴワット - 空間プロデュース、コンテンツ制作。2021年1月1日付で株式会社ゼオに吸収合併。
  • ルーデンス - CG・デジタルコンテンツ企画制作。2021年1月1日付で株式会社TTRに吸収合併。
  • TYOデジタル・ワークス - WEB広告制作。2021年1月4日付で株式会社xpdに吸収合併。
  • ゼオ - マーケティングコミュニケーション。2021年1月4日付で株式会社xpdに吸収合併。
  • TYOパブリック・リレーションズ - 広告コミュニケーション業務全般。2021年1月4日付で株式会社xpdに吸収合併。
  • TTR - テレビCM制作、映像ポスト・プロダクション業務、映像撮影関連業務、CGI制作。2021年1月4日付で株式会社TREE Digital Studioに吸収合併。

役員

2023年8月現在[9]

代表取締役社長
  • 早船浩
専務取締役
  • 羽鳥貴晴
取締役
  • 朝比奈雄尚
  • 浜谷英輝
  • 岸本高由
  • 上窪弘晃(非常勤)
  • 譲原理(非常勤)
監査役
  • 宝田晴夫
執行役員
  • 久保田仁
  • 中嶋秀明
  • 立川敦
  • 水野卓志
  • 小矢親世

脚注

注釈

  1. ^ 2023年1月1日よりフィールドマネージメントとブランドを統合し「株式会社FIELD MANAGEMENT STRATEGY」と「株式会社FIELD MANAGEMENT EXPAND」の2社へと名称を変更[3]

出典

外部リンク




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