カトリック教会の対処とは? わかりやすく解説

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カトリック教会の対処

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 03:38 UTC 版)

メジュゴリエの聖母」の記事における「カトリック教会の対処」の解説

1987年ユーゴ司教協議会会長のクハリック枢機卿現地モスタル教区のジャニッチ司教は、「メジュゴリエ対す超自然的性格動機付けられた巡礼その他の表明行為組織することは、許可しない」とする、禁止声明発表したまた、1987年同じくジャニッチ司教は、調査結果超自然的なものは何もなかった、と発表し1990年には調査結果細かく説明した1991年にはユーゴスラビア司教団が同じく出現否定し、ジャニッチの後を受けてモスタル教区司教となったラトゥコ・ペリッチも、1998年2004年、その真実性あらゆる角度から否定する、という声明出し合わせて信徒にこの運動との関係を持つことを禁止したまた、ローマ教皇庁は、この運動への対応として、教理省秘タルチジオ・ベルトーネ大司教が、フランス・ランジュのレオン・タヴェデル司教からの質問答える形で、1996年現地司教区声明引用し巡礼等は許可されていない、とする発表行った1984年3月、「教皇ヨハネ・パウロ2世自分図書室訪問者(パヴォル・ヒニリカ司教)を案内した。彼はローランタン神父の一冊の本(「メジュゴルイエにおける聖母マリア出現」)を取り上げ聖母いくつかのメッセージ読み、こう言った。『パヴォル、メジュゴリエファチマ継続であり、実現なのです。』」(数年後教皇彼にこう言った。『今日世界超自然的なものへの感覚失った世界祈り断食ゆるしの秘跡通してメジュゴリエにおいてその感覚を再び見出している。』)以来司教メジュゴリエ支持者となり、教皇定期的に彼にこう尋ねている。『メジュゴリエ新たな情報は何ですか?』 1994年3月25日、ヒニリカ司教奉献10周年記念日を祝うためにメジュゴリエに来た。教皇ヨハネ・パウロ2世は、1981年5月13日暗殺犠牲者なりかけた時、彼を死から守られたのはファチマの聖母であった司教打ち明けた40日後、聖母メジュゴリエにおいて出現始めた、と支持者主張する)。 『メジュゴリエ証言者たち』p.139には、「ヨハネ・パウロ二世中央)はミリアーナ左側)とフラニッチ大司教右側)を含むクロアチアグループ接見される。ミリアナは教皇20分間私的な会話をした。教皇は『もし私が教皇なかったら、私はすでにメジュゴリエ行っていたでしょう』と彼女に言った。」との解説と共に写真掲載されている。また、p.402には「教皇ヨハネ・パウロ2世メジュゴリエからの聖母メッセージ広め宣教のためにシスター・エマヌエルを三度祝福される」(1996年11月15日)との解説と共に写真掲載されている。 このようにメジュゴリエ運動の支持者達は、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がこの出現支持した、または巡礼した、などと宣伝することがあるが、こうした風説に対して教理長官ヨゼフ・ラッツィンガー枢機卿(後の教皇ベネディクト16世)は、1998年7月22日、「私と教皇言葉引用したとされている文章は、想像産物に過ぎない」とそれらを全否定する発言をしている。 2010年3月教皇庁教理省が、枢機卿指導のもと、司教神学者、その他専門家によるメジュゴリエの聖母調査委員会組織した

※この「カトリック教会の対処」の解説は、「メジュゴリエの聖母」の解説の一部です。
「カトリック教会の対処」を含む「メジュゴリエの聖母」の記事については、「メジュゴリエの聖母」の概要を参照ください。

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