オーバー‐クロック【over clock】
オーバークロック
【英】over clock, clock up
オーバークロックとは、クロックと呼ばれる、回路が処理の歩調をあわせるために用いる信号の周波数を、製造者が定めた値以上に高めて動作させることである。主にCPUの、処理速度を高めるために行われる。
CPUは同型製品でもクロック周波数の値によって性能を異にし、その値が高いものほど高性能で高価となる。CPUのクロック周波数は通常、若干の余裕をもって設定されているため、周波数が低くて安いものを購入して周波数を上げ、パフォーマンスを上げようとする試みが可能となる。
ただし、クロックアップすれば回路には高い負荷がかかり、動作が不安定になりがちで、場合によってはCPUが破壊されて使用できなくなる危険が高い。この負荷は製造者の保証する限りではないので、返品や交換の対象にはならない
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オーバークロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 03:32 UTC 版)
オーバークロック (英語: Overclocking) とは、クロック同期設計の機器の動作クロックの周波数を定格の最高を上回る周波数にすること。主にパーソナルコンピュータで行われる。ここではそれについて説明する。
- ^ 田中寛「インテルCPUのオーバークロックの全貌」『青森公立大学紀要』第18巻第1号、青森公立大学紀要・叢書委員会、2013年、3-10頁、NAID 120005459438。
- ^ a b 日本AMD、オーバークロック専用CPU「Phenom II X4 42 TWKR」をデモ~6GHzオーバーの動作を確認 - PC Watch 2009年6月30日
- ^ オーバークロックメモリの基本と実際の性能、見れば全部わかるDDR4メモリ完全ガイド Akiba PC Hotline(インプレス)、2020年2月13日(2020年5月17日閲覧)。
- ^ デル、5.0GHzファクトリーオーバークロックを実現しパワーアップした「NEW ALIENWARE」が登場 Impress Game watch、2018年5月24日(2020年5月17日閲覧)。
オーバークロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 06:49 UTC 版)
GP2Xに2つ搭載されたARMコアは、ソフトウェアで標準よりもオーバークロックできる。オーバークロックによる最大速度はシステムによって異なる。
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「オーバークロック」を含む「GP2X」の記事については、「GP2X」の概要を参照ください。
オーバークロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 09:22 UTC 版)
「Basic Input/Output System」の記事における「オーバークロック」の解説
一部のBIOSではオーバークロック機能を提供する。これはCPUのクロック周波数をメーカーの保証値より高く引き上げるものである。しかしながらオーバークロックはコンピューターの冷却不足による信頼性の低下と寿命の短縮を招く深刻な悪影響がある。 不適切なオーバークロック設定は部品のオーバーヒートを招き、機械的にコンピュータを壊してしまうこともありうる。
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