オティヌス編(1 - 10巻)
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「とある魔術の禁書目録」の記事における「オティヌス編(1 - 10巻)」の解説
新約1巻 第三次世界大戦終結から数日後。学園都市へ帰還した浜面と一方通行は、学園都市の闇と手を切り、それぞれ暗部と無縁な日々を過ごしていた。 二人はそれぞれ別の場所で、「新入生」と呼ばれる新たな暗部組織に追われている少女・フレメア=セイヴェルンの存在を知る。浜面は彼女を匿っていた半蔵と協力し、一方通行は番外個体と共に事態を調べだす。やがて、「新入生」の猛攻の中でフレメアがさらわれてしまう。 新約2巻 11月5日、上条・一方通行・浜面は上条の部屋へと集合する。そこでレイヴィニアが第三次世界大戦後に出現した謎の勢力と、その背景たる魔術サイドの存在を語りだす。 その頃、「ラジオゾンデ要塞」と呼ばれる所属不明の巨大空中要塞が、大気圏外から学園都市に墜落するコースを取り始める。事態を聞いた上条ら3人は、要塞落下を阻止すべく行動する。 新約3巻 11月10日、「ラジオゾンデ要塞」の主犯である科学と魔術の混合組織「グレムリン」がハワイで暗躍している情報を聞いた上条達は、レイヴィニアの先導でハワイに向かう。一方、時を同じくしてハワイにいたアメリカ合衆国大統領ロベルト=カッツェは、政府内に進行している「グレムリン」の陰謀を察知し、その魔の手から逃れ事態を阻止すべく単独行動を取っていた。 「グレムリン」と協力関係にあるPMC「トライデント」によるハワイ侵攻作戦が勃発し、その背後に潜むもう一人の黒幕オーレイ=ブルーシェイクの存在が判明する。上条達とロベルトは合流を果たし、「グレムリン」の陰謀を阻止すべく奔走する。 新約4巻 11月13日、レイヴィニアの思惑で生まれた反学園都市サイエンスガーディアン27社が東欧バゲージシティにて、異能格闘技大会「ナチュラルセレクター」の開催を宣言。その裏には「グレムリン」の策略が潜んでいた。 これに対し学園都市は、バケージシティ制圧のため3人の「木原一族」を投入。同じく、上条も「グレムリン」の陰謀を阻止すべく単独でバゲージシティに潜入する。 新約5・6巻 11月、学園都市では超巨大文化祭「一端覧祭」の季節が訪れていた。「グレムリン」との戦いから学園都市に戻ってきた上条は、「一端覧祭」の準備に振り回されるなど元の日常を取り戻していた。 そこへ「グレムリン」の魔術師トールが現れる。彼の目的は、「グレムリン」のトップである魔神オティヌスが「全体論の超能力」の素体として狙っている不死身の女性、フロイライン=クロイトゥーネの救出。事情を知った上条はトールと協力し、彼女を救出すべく行動を開始する。 新約7巻 11月、上条は土御門の陰謀により、学園都市内に魔術師が設置した霊装を探すため、「学舎の園」内に放り込まれる。学園都市第5位の超能力者・食蜂操祈の協力を得て霊装を探す上条であったが、土御門の行動に疑問を抱き始めた直後、土御門の妹である舞夏が死亡したという衝撃的な報道を目の当たりにする。 一連の事件の元凶が、統括理事会の一人である薬味久子であることを知った上条は、薬味を探し出すべく奔走する。やがて事態は、学園都市に潜む7500人の「ヒーロー」達と7人の超能力者達が一挙に集い、激突を繰り広げる大混戦にまで発展する。 新約8巻 「グレムリン」の魔神オティヌスは、魔神の力を完璧に振るうため、神槍「主神の槍(グングニル)」の製造に着手する。これに対し、世界の魔術勢力は、「グレムリン」に対抗するため同盟を結成する。 やがて、グングニルの創造場所が、東京湾であることが判明し、「グレムリン」と連合勢力による全面対決が勃発する。一方、「グレムリン」への対抗策の要である上条も仲間と共に、東京湾に出現した「グレムリン」の本拠地「船の墓場(サルガッソー)」に乗り込む。 新約9巻 「グレムリン」の魔神オティヌスは、神槍「主神の槍(グングニル)」を完成させ、それを使うことでグレムリンの本拠地である「船の墓場(サルガッソー)」どころか世界を簡単に壊した。 黒一色の闇の空間に、世界の基準点であり修復点でもある「右手」をもっている上条当麻だけが残されていた。 そして、神となったオティヌスは、「彼」の心を挫く「世界」を創造した。 新約10巻 数え切れないほどのループの果てに上条当麻という理解者を得たオティヌスは世界を元通りに作り直す。しかし、オッレルスに打ち込まれた「妖精化」によってオティヌスの体は崩壊しようとしていた。 オティヌスを救うべく彼女と共にデンマークへ飛び、イーエスコウ城を目指す上条だったが、その前に科学と魔術の両サイドの戦友たち、そして、オティヌスを憎悪する世界のすべてが敵として立ちはだかる。 2対60億の絶望的な逃避行の幕が上がった。
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