インドとアップルとは? わかりやすく解説

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インドとアップル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 15:35 UTC 版)

マル・エヴァンズ」の記事における「インドとアップル」の解説

1968年2月ビートルズマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの元でのセミナー参加するためインド出発した (ビートルズマハリシ前年8月24日に、ロンドンヒルトンホテルで既に初対面果たしていた)。エヴァンズセミナー会場下見のため数日前現地入りしていたが、飛行機から降りるとすぐにリンゴ・スターが、ワクチン接種跡の痛み訴えエヴァンズ医者診察手配するよう依頼したエヴァンズは「地元病院に着くと、彼[スター]をすぐに診てもらおうとしたが、インド人医者そっけなく彼の症状は特別ではない、自分順番待てと言われた。だから僕達はそこを出て優先的に診てくれる開業医探し、彼が「いいでしょう」というまで10ルピー払った。」と記している。また、エヴァンズ1968年2月17日日記に、「マスコミが門を本当に蹴り倒してアシュラム(ヒンドゥー教寺院)に入って来てアシュラムインド人途中で僕を呼んだのだが、インド人記者は僕に「いまいましい外国人に私を止めることはできない、ここは私の国だ」と言った。それで僕は落ち着いた。」とも記している。日記にはエヴァンズインド滞在楽しんでいた様子が覗える。「もう1週間経ったなんて信じられない。人は瞑想通じて心の安定平穏を得ると、時間の流れ飛ぶよう速く感じるのではないか。」また、ベイクドビーンズ缶詰一杯にしたスーツケース持ち込んだリンゴ・スターとは違いエヴァンズインド食べ物気に入ったインドからエヴァンズジョージ・ハリスンニューヨーク飛びボブ・ディランや、ウッドストック・フェスティバルリハーサルをしていたザ・バンド訪問した1968年アップル・コア設立されると、エヴァンズはロードマネージャーから、パーソナル・アシスタント昇進したが、給与は週38ポンドのままだった。エヴァンズ日記で以下のように述べている。「1969年1月13日ポールアップルスタッフに対して本当にケチだ。会社雑用係に昇進したが[エヴァンズ短期間だがアップル・コア経営部門働いていた]、僕は心の内でとても傷つき、悲しんでいる—だが大の男泣かないものだ。なぜ僕は心が傷ついてこんなことを書くのかといえば、それは自分エゴのせいだ。... ビートルズと関係のある人達の中で、僕は自分を他の人達とは違うと思っていたし、彼らに愛されている、大切にされている、家族の一員のようなものだと思っていた。でもただの使い走りだったようだ毎週家に持ち帰る38ポンド給料では生活が苦しいし、僕だって豪邸買ったり、改築したりする彼ら(ビートルズ)の他の友達みたいになりたいから、まだ昇給お願いしたいとも思う。でも僕は自分にいつもこう言い聞かせる見ろ、みんなは(ビートルズから)もらおうとするばかりだ、分をわきまえろ、与えよ、さらば与えられん、だ。今僕自分口座持っているのは70ポンド程だが、満足しているし幸せだ。彼らを今までどおり愛せば、何もそんなに面倒なことではないさ、僕は彼らに尽くしたいんだ。ようやく気分も少しよくなってきた—「エゴ」だって?」エヴァンズ経済上の問題は、ジョージ・ハリスン借金申し込むまでに深刻になった。4月24日日記には、「ジョージにこう伝えなければならなかった—「僕は破産だ」。本当にみじめで落ち込む、なぜなら僕には、赤字なのに請求書届き続けるし、僕が昇給しようとしないために、かわいそうなリル[妻]は苦しんでいる。昇給お願いしたくないと言えば嘘になるが、いつものようにあいつらも非常に大変な時期なんだ。」と記している。エヴァンズ1968年バッドフィンガーアップル契約する際の責任者になったバッドフィンガーは、アップル・コアレコード・レーベルであるアップル・レコード契約結んだ最初ロックバンドであった1969年3月12日マッカートニーリンダ・イーストマンメリルボーン結婚録事務所に結婚届け出た際、エヴァンズアップル・コア人間の中ではただ一人結婚証人として招かれた。エヴァンズ日記当日の様子次のように記している。エヴァンズ午前9時45分には事務所到着することになっていたが、ポールの弟、マイク・マクギア(英語版)の乗るバーミンガムからの列車が遅れ、迎えのためピーター・ブラウンエヴァンズは、午前9時15分結婚録事務所の前を一旦通り過ぎたその時は、中立って待ち構えているカメラマン熱烈なファンの姿は少ししかなかったが、午前1130分に結婚録事所を出た時は、一行はおよそ1,000人もの群衆取り囲まれたという。 サヴィル・ロウアップル・コア屋上ビートルズ演奏した時にはエヴァンズは、可能な限り演奏止めに来た警官足止めをするよう命じられた。

※この「インドとアップル」の解説は、「マル・エヴァンズ」の解説の一部です。
「インドとアップル」を含む「マル・エヴァンズ」の記事については、「マル・エヴァンズ」の概要を参照ください。

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