ちん‐ちん

デジタル大辞泉

ちん‐ちん

［名］(スル)

１ 嫉妬すること。やきもち。

「其のくせ何だ角(か)だと忌(いや)に—をするんだよ」〈木下尚江・良人の自白〉

２ 男女の仲がたいへん睦(むつ)まじいこと。ちんちんかもかも。

「まんまと待合へくわえこみて、—おたのの真最中」〈逍遥・当世書生気質〉

３ 犬が、後足で立って前足をそろえて上げること。また、そのしぐさ。「ポチ、—しなさい」

４ 片足を上げ、他の片足で飛びはねること。また、その動作。けんけん。ちんちんもがもが。

５ 陰茎をいう幼児語。ちんぼ。

ちん‐ちん

［副］

１ 鉄瓶などの湯の煮えたぎる音を表す語。「炉の茶釜が—（と）音を立てる」

２ 鐘など、硬いものが発する音を表す語。「ベルが—（と）鳴る」

ちん‐ちん【沈沈】

読み方：ちんちん

［ト・タル］［文］［形動タリ］静まりかえっているさま。特に、夜がふけてひっそりとしているさま。

「大都市の夜は、いま—として更け亙(わた)った」〈里見弴・多情仏心〉

京ことば

ちんちん

京ことば	意味
ちんちん	幼児の男の性器

大阪弁

ちんちん

大阪弁	訳語	解説
ちんちん	お金	古い幼児語。

ちんちんもがもが、ちんちん、けんけん

大阪弁	訳語	解説
ちんちんもがもが、ちんちん、けんけん	けんけん、片足飛び	略して「ちんちん」。東京でももともとは「ちんちん」と言った。「けんけん」は上方から広がった新しい言い方。片足を上げることから、犬芸のちんちんはここからきている。

隠語大辞典

チンチン

読み方：ちんちん

1. やきもちをやく事。

珍々

読み方：ちんちん

1. 陰茎の称。子供の語。
2. 陰茎のこと、珍妙なものの意。チンコ（珍子）ともいう。

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ウィキペディア

チンチン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/10/28 10:18 UTC 版)

ちんちん、チンチン

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ちんちん

出典:『Wiktionary』 (2021/09/17 17:23 UTC 版)

別表記

• チンチン

名詞

ちんちん

1. （幼児語）陰茎。
   • 少年、わあっと歓声、やあ、マダムの鼻は豚のちんちん。（太宰治『創生記』）
2. 犬が後ろ足のみで立つ芸。
   • 私は、下町の心に自然な暢やかさがない者達が、いじらしい程怜悧な犬をつかまえて、ちんちんしろだの、おあずけだの、おまわりだのさせて居るのを見ると、まるで心持がわるい。（宮本百合子『犬のはじまり』）
3. ちんちんかもかもの略。
4. ちんちんもがもがの略。片足跳び。けんけん。
5. 嫉妬。
   • 利休は女房の叩き破つた茶器を、一つ一つ拾ひ上げて、克明にそれを漆で継いだものだ。そして女房のちんちんなどは素知らぬ顔で相変らずお茶を啜つてゐた。（薄田泣菫『茶話 大正五（一九一六）年』）
6. (俗語, サッカー) 守備陣が翻弄されること。
7. (方言) 沸騰して熱くなっていること。
8. (方言) 正座。
9. (方言) なかよし。

発音

• (東京) ち​んちん [chíꜜǹchìǹ] (頭高型 – [1])
• IPA^(?): [t͡ɕĩɲ̟t͡ɕĩɴ]

類義語

• 語義1.
  • ちんこ、ちんぽ、ちんぼ、ちんぽこ
  • 陰茎、男根、ペニス

副詞

ちんちん

1. 金属製のものを叩いた時に出る高い音を表す語。
   • ちんちん（チンチン）電車
   • りんりん鳴るのは 銀の鈴/ちんちん鳴るのは 金の鈴（野口雨情『星の鈴』）
2. 鉄瓶などの湯がわくさま。
   • そこまで考えて行くうちに、鉄瓶の湯もちんちん音がして来た。（島崎藤村『夜明け前』）
3. 手などがかじかむさま。肌を刺すように寒さを感じるさま。
   • 間もなく洞穴へ帰って来た子狐は、/「お母ちゃん、お手々が冷たい、お手々がちんちんする」と言って、濡れて牡丹色になった両手を母さん狐の前にさしだしました。（新美南吉『手袋を買いに』）

形容動詞

ちんちん【沈沈】

1. 「沈沈」 参照

Weblio日本語例文用例辞書

「 ちんちん」の例文・使い方・用例・文例

• 動き出すとき、ベルが「ちんちん」と鳴る。だから、ちんちん電車。
• 僕は犬にちんちんを教えた。
• 犬はちんちんをやめて四つ足に戻った。
• 犬にちんちんするよう仕込む.
• 彼女は自分の犬にちんちんを教えた.
• 〈犬が〉ちんちんする.
• 細君がちんちん起こした
• ちんちんと鳴るさま
• 湯がちんちんと沸くさま