その他の発行形態(番外編など)
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おむくん とむくん (多田ヒロシ、あかね書房、1965年)→オムくん トムくん(理論社、和歌山静子、再版年度不明) ストーリー自体は王さまシリーズではなく、寺村の長男と次男の名を借りた二人が主役だが、話の都合上、王さまや大臣がゲスト出演している。 消えた二ページ (理論社 後世の再版では表記が『消えた2ページ』となる) 王さまシリーズのような明るい作風でなく、児童心理のダークサイドを描いた暗い作風の代表作だが、劇中劇として「逃げだせ王さま」という話が登場している。話の雰囲気が王さまシリーズとは大きく異なるため、挿絵は中村宏が担当。後述の「全集・寺村輝夫童話」では王さまシリーズと共に収録されている。 寺村輝夫おはなしプレゼント 3 こまったおばさん それからどうした (講談社、1994年) 寺村の書き下ろしとこれまでの再録を全4巻にまとめたもので、各巻毎に異なる画家が挿絵を担当している。和歌山が挿絵を担当した3巻には、巻末に「王さま電話です」「電話にでるのやめた」が書き下ろされ、理論社以外で発表された最後の王さまシリーズである。ちなみに2巻は永井郁子が担当。 あいうえおうさま (1979年) 絵本にっぽん賞を受賞。 ことばあそびかるた 王さまかるた この二点では、寺村は打ち合わせのみで、寺村作品の挿絵も描いた杉浦範茂が構成を行なっている。
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その他の発行形態(再録)
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その概要は漫画などと比べても複雑を極める。現版では判明している限りのバージョン違いについて、可能な限り作品発表順に挙げている。なお、寺村の死後著作権を引き継いだ長男が、次男と共にこれまでの仕事を調査しまとめる構想を表明したが、息子は著述業や出版とは関係ないサラリーマンであり、本業との兼ね合いなど生活環境の都合もあって、構想は進んでいない。 紙芝居(教育画劇)1960年代に発売され、確認されているタイトルは「ニセモノばんざい」「木の上にベッド」。和歌山の挿絵も版画調で今とかなり異なる。後に有名になる鈴木健二が読み方指導を担当している。この他に王さまシリーズではない作品として、同じ出版社から「ふたりのそうだん」(画:野々口重)、童心社からやはりアフリカ物の「くじらのしゃぼんだま」(画:水野二郎)が発売。 ハアト星の花(挿絵:松島わきこ、盛光社、1967年)「○○○星の○」で統一されたSF色が強いエピソード4編の内、 「ガルメ星のどく」「モルト星の石」「ハアト星の花」は、小学生文庫版よりもこのそうさくS・F童話シリーズの方が、わずかながら先に収録された。そうさくS・F童話シリーズで寺村が書いたのはこの一冊だけ。なお理論社の新版では表題作に再度『ハアト星の花』が使われている。 おしゃべりなたまごやき(福音館書店、挿絵:長新太、1967年)この話は福音館・長新太版が初出。長の描く王さまのデザインは、玉子のような丸っこい外見となり、長の作風の一つである大きなダンゴ鼻も加えられている。文藝春秋漫画賞を受賞。そしてこの『ハアト星の花』『おしゃべりなたまごやき』の二冊は次に、小学生文庫版『王さまばんざい』に収録、旧版で分割されたという変遷をたどる。 ぞうのたまごのたまごやき(福音館書店、挿絵:長新太、1971年)こちらは逆に理論社版が最初で、後からシングルカットされたもの。作者・画家・出版社が同じにも関わらず、こちらの王さまはとがった王冠をかぶった、威厳のある外見になっており、全く異なる魅力を持っている。 まひるのライオン(岩崎書店、1973年)これまでに寺村が書いた作品をアンソロジーとして再録したもの。「王さまびっくり」(おしゃべりなたまごやきを改題)、「しゃぼんだまのくびかざり」と、「オムくん トムくん」を収録。挿絵はやはり和歌山だが、寺村・和歌山コンビの中では唯一、他の書籍と異なるリアル気味な絵となっている。 寺村輝夫童話全集(ポプラ社、1982年)王さまの話I - V 全集・寺村輝夫童話(挿絵なし、1982年-2008年)寺村輝夫のぼくは王さまはじめの全1冊 寺村輝夫のぼくは王さまつづきの全1冊 ぼくは王さま全1冊(1985年) 講談社文庫 ぼくは王さま『ぼくは王さま』『王さまばんざい』を収録。 『王さまロボット』『まほうつかいのチョモチョモ』を収録。このシリーズのみ『チョモチョモ』の収録順序が違う(第一シリーズでは最後から二番目)のは、前述通り当時はまだ、権利が理論社に譲渡されていなかったため。 『王さまびっくり』『王さまめいたんてい』を収録。なお、この巻に出てくるとなりの国のお姫さまだけは、理論社版に比べ、瞳や服などの外見がけばけばしくなっている。
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