『ハイブリッド編』
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「銀牙伝説WEED」の記事における「『ハイブリッド編』」の解説
誠(ジョー) / 秋田犬と紀州犬の雑種 生き別れたウィードの次兄。外見は銀やウィードに似ている。幼少時は佐平治に兄・幸村と共に育てられていたが猿達に連れ去られ、死んだと思われていた。が、北海道編終了後にウィードと再会。猟犬として新宮社長に飼われており、「チャンプ」と名付けられている。彼自身も「ネック・ザ・キリング」を用いる。幸四郎という名の息子がいる。妻ヒトミと幸四郎を除く3匹の子供をハイブリッドに殺された挙句自身も背中に重傷を負い、仇討ちに燃えている。ウィードとは再会を喜び合い、惜しみない協力をするが、自分を捨てたと思っている父、銀に対しては複雑な感情を抱いている。ウィード同様、大将としての器もあるが、余所者としての節を守る心が強く、奥羽軍に対しては遠慮気味である。最終回近くで銀と対面し、銀の涙を視て全てを許した。兄弟の中で唯一人間に飼われた経験がある。 幸四郎 誠の息子でただ一匹の生き残り。他の子の分も幸せになってほしいというのが名の由来。ウィードを慕っている。 ヒトミ 誠の妻。元々は飼い犬であったが、人間から虐待を受けたことがトラウマとなり、人間を信用しなくなった。誠との間にできた4匹の子を出産したところをハイブリッドに襲われ、幸四郎を除く3匹の子供とともに命を落とす。 ボム 誠の仲間。副長的存在の黒い犬。当初はハイブリッドの恐怖のあまり闘う気が進まなかったが、片足を失ったにも関わらず闘おうとするトニーの姿を見て涙し、新宮が止めるのも聞かず戦場に赴く。自分の不注意のせいで自分をかばった譲二が負傷してしまった際には背負って譲二を新宮のところまで連れて行き治療をうけさせた。自分の買い主の新宮をハイブリッドの所への案内も任される。奥羽軍とともに闘うも気がはやりハイブリッドに戦いを挑んだギルダーやジャックの死を目の当たりにし思わず背を向け敗走してしまう。再度気を持ち直し戦いに参加している。戦後、誠が奥羽軍に同行したのに対してトニーとともに新宮の元にとどまった。 ギルダー 誠の仲間。茶色の毛並みの犬。右肩に傷がある。ボムと同様にトニーの姿を見て心を動かされ、戦闘に参加する。奥羽軍より戦功をあげてないのを気にしていて、ハイブリッドの隙をついてジャックとともに攻撃する。ジャックが殺されてしまい恐怖のあまり動けなくなったところを踏みつぶされて殺された。 ジャック 誠の仲間。ぶち柄の犬。ボムと同様にトニーの姿をみて心を動かされ、戦闘に参加する。奥羽軍より戦功をあげてないのを気にしていて、ハイブリッドの隙をついて攻撃するもハイブリッドの爪の餌食となってしまった。 野犬軍団 ハイブリッドに飼い主を殺された犬たちの集まりで、ハイブリッドを強く憎んでいる。奥羽軍にハイブリッド討伐を求めようとハイブリッドに特攻を仕掛け、多数が負傷・討死する。 ライガー ナックル ベル トニー カイザー ハイブリッド ホッキョクグマと他種との雑種のクマ。岩を落とすなどして人間を襲い、犬やキツネを食べ、沼に潜んだ巨大なワニをも喰らう。かなりの巨体で、体の半分近くが白いらしい。どのようにして日本にやってきたかは不明。また、その存在を知るのは一部でしかない。シベリアの同種の実力はロシア軍でさえ滅多に手を出さないほどで、作中には3頭が登場する。1頭はジェロム・リディアに片目を、ウィードに指2本を奪われた後、誠のネック・ザ・キリングにより倒された。また、別の1頭はウィードらの協力を得た新宮の手により仕留められた。さらにもう1頭、誠らに倒された個体の親が現れ、かつて銀たちとの死闘の末に倒された巨熊・赤カブトをも上回る体格だと作中でのナレーションで説明された(なお、前作における赤カブトは、最終的に体長10m以上にまで成長している)。その後、この1頭もウィードらの作戦によりダムに転落し、倒された。 第一ハイブリッド 最初に出現したハイブリッドで誠の妻子を捕食した固体らしく性格は凶暴。ジェロムとリディアに片目を、ウィードに指2本を奪われた後、誠のネック・ザ・キリングの1発目には耐えたが、傷口にウィードの抜刀牙を受けてさらに出来た傷に2発目のネック・ザ・キリングを受けて絶命する。性別は雄。 第二ハイブリッド 第一ハイブリッドの兄弟だが性別は不明で体重は1t近くある。新宮にライフルで撃たれても数発は耐えたが、口の中をライフルで撃たれ脳髄を吹き飛ばされて死亡。 第三ハイブリッド 2頭の父親で体長は赤カブトを上回り10メートルを超す。赤カブトと逆で背中側の毛のみが茶色いのが特徴。凄まじい怪力を誇り、巨体の割りには素早く抜刀牙やネック・ザ・キリングも頭部以外には通用しなかった。奥羽軍との激闘の末、ヒロの特攻で崖から滑落して重症を負うも奥羽軍らを苦しめるが、GBの特攻により指一本を奪われて一気に弱体化しジェロムと誠の援護を受けたウィードの絶天狼抜刀牙を頭部に受けて相打ちになりダムの濁流に消え、その後死骸は回収された。共に力尽きたウィードは生還した。父親だが母性愛的なものを持つ。ナレーションでは「彼」と表記されているため性別は雄である。
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