瀬戸内海汽船 瀬戸内海汽船の概要

瀬戸内海汽船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/14 13:26 UTC 版)

瀬戸内海汽船株式会社
SETONAIKAIKISEN INC.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
734-8515
広島県広島市南区宇品海岸一丁目13-13 宇品港湾ビル1F
設立 1945年 [1]
業種 海運業
事業内容 内航旅客海運
代表者 代表取締役社長 仁田一郎
資本金 1億円 [1]
従業員数 51人(2010年12月)[1]
主要子会社 瀬戸内シーライン
防予フェリー
瀬戸内海クルーズ
外部リンク http://www.setonaikaikisen.co.jp/
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瀬戸内海汽船株式会社 本社事務所
高速船「宮島」(広島港にて)
フェリー「四万十川」(呉港にて)
クルーズ船「銀河」(宮島港にて)

沿革

  • 1940年 - 江田島汽船他6社が統合し、「広島湾汽船株式会社」設立。
  • 1942年 - 1県1社の戦時統合指示によって、9社18者による資本統合が行われ「広島県汽船株式会社」設立。
  • 1945年 - 西瀬戸内海の航路事業者7社が統合し「瀬戸内海汽船株式会社」設立。第十東予丸沈没事故が発生。
  • 1950年 - 自動車部設立を計画し会社定款を変更、1952年に因の島運輸を設立する。
  • 1950年 - 芸備商船を設立、採算性の低い航路を移管、主に尾道・竹原発着のローカル線。
  • 1952年4月12日 - 芸備商船第五北川丸沈没事故(尾道-瀬戸田航路)。
  • 1953年6月 - 尾道の公営渡船(第一・第二公営丸 11t)で中国地方初となるカーフェリーの運航が始まる。
  • 1962年12月 - 呉~小用航路に、瀬戸内海汽船初となるカーフェリー「呉洋」(53.35t)が就航。
    • 元は、1962年9月の若戸大橋開通で廃止になった若戸渡船の貨物渡船(フェリー)第十一わかと丸。
  • 1964年 - 11月15日、尾道今治航路に水中翼船就航、所要55分(現在、高速バスで尾道今治間は約80分)。
  • 1966年12月 - 三原今治航路(三原国道フェリー)就航、昭和海運(今治市)との共同運航。
    • 昭和海運は1959年から、同航路を木造の貨物フェリーで運航していた。
  • 1970年 - 旅客船「ぷりんす号」でシージャック事件が発生(瀬戸内シージャック事件)。
  • 1973年 - 尾道大橋開通で赤字に陥った尾道水道の渡船7業者が、日本道路公団を相手取って損害賠償を求める訴訟を起こす。
    • 中国旅客船協会(当時の会長は瀬戸内海汽船社長)もこれを全面支援する。架橋と旅客船業者への補償問題が顕在化する。
  • 1982年7月 - テレビ朝日系で放映されていた西部警察の広島ロケに協力。本社社屋や宇品港、水中翼船、当時のクルーズ船だった「南十字星」号などでロケが行われ同年10月に放送されて地元広島ホームテレビでは、特に高い視聴率を得た。([2]
  • 1983年11月 - 本四バス設立。因島大橋開通により航路廃止・縮小された旅客船業者(瀬戸内海汽船・向島運航・村上海運・因島汽船ほか)と因の島運輸の共同出資による。西瀬戸自動車道(しまなみ海道)広島県側の料金所料金収受業務とサービスエリア等の運営も受託する。
  • 1996年11月 - しまなみハイウェイバス設立。西瀬戸自動車道(しまなみ海道)開通により航路廃止・縮小された旅客船業者(瀬戸内海汽船・石崎汽船・昭和海運・防予汽船・愛媛汽船・協和汽船・因島汽船ほか)の共同出資による。西瀬戸自動車道愛媛県側の料金所料金収受業務とサービスエリア等の運営も受託する。
  • 2009年 - IC乗車券『PASPY』のサービス開始。
  • 2010年 - 防予フェリーを設立し、防予汽船のフェリー事業を継承[3]
  • 2011年11月14日 - 「銀河」が屋代島の東方2kmの海上で座礁、神奈川県立保土ケ谷高等学校の生徒が修学旅行で乗船していたが、負傷者なし。
  • 2015年 - 9月14日 本社事務所移転。

航路

設立創業時には34の航路があったという、当時の主力は以下の4航路。

  • 広島 - 呉 - 松山航路
  • 広島 - 呉 - 大長 - 今治航路
  • 尾道 - 今治航路
  • 尾道 - 多度津航路

1964年12月には10航路(「瀬戸内海汽船55年史」より)

  • 別府線(別府 - 宇品 - 呉)宇和島運輸と共同運航で1日2往復。
  • 芸予線(宇品 - 呉 - 松山)石崎汽船と共同運航で1日6往復。
  • 今尾線(今治 - 尾道)14往復、その内水中翼船が4往復。
  • 今治特急・急行便(宇品 - 呉 - 大長 - 今治)特急3・急行2の5往復。
  • 多度津線(尾道 - 鞆の浦 - 多度津)3往復。
  • 新居浜線(尾道 - 弓削 - 四阪島 - 新居浜)1往復。
  • 因島西線(尾道 - 重井 - 田熊 - 土生)西廻り10往復。
  • 呉線(呉 - 江田島小用)40往復(内フェリー8往復)。
  • 吉浦線(呉吉浦 - 江田島小用)11往復。
  • 今治普通便(宇品 - 呉 - 今治)1往復。

現存航路

  • 広島 - 呉 - 松山航路(石崎汽船と共同運航)
広島港(広島市) - 呉港(呉市) - 松山観光港(松山市)を結ぶカーフェリー「クルーズフェリー」を10便(うち呉に寄港しない直行便2便)、高速船スーパージェット」を12便(同6便)運航している。いずれも客室は全席禁煙である(喫煙室が別途設置されていたが、2008年(平成20年)4月1日に廃止された)。
瀬戸内海汽船の船上から撮影した航路全域のGoogle ストリートビューが2015年1月22日から公開されている[4]

スーパージェット

料金

  • 運賃(特急料金を含む)
    • 広島 - 呉 - 2,100円
    • 広島 - 松山 - 7,100円(往復運賃は、復路が1割引となり13,490円。)
    • 呉 - 松山 - 5,550円
  • 料金

船内施設

  • 1階 - 売店・トイレ・自由席
  • 2階 - 操舵室・スーパーシート

クルーズ船

クルーズ船「銀河」を運行している。定期運航のほか、貸切運航(結婚式パーティー等)も可能である。なお、夏期は納涼船としての需要が多くなっている。

また、以前は屋形船も営業していたが、2008年(平成20年)1月末をもって廃止された。

廃止航路

  • 尾道 - 今治航路(旅客船・水中翼船・高速船)
    • 山陽新幹線博多延伸後、乗り換えの便利な三原に乗客が流れ縮小、そして生口橋開通の1991年尾道~瀬戸田間が廃止となる。
    • 1945年に第十東予丸沈没事故を起こす、死者・行方不明397名。
    • 新幹線開業以前も1972年の松山空港ジェット化以後、愛媛から本州へのメインルートからは外れていたといわれる。
    • 国鉄の連絡運輸となっており、1枚の切符で四国と本州間の駅を結んだ。
  • 三原 - 今治航路(昭和海運と共同運航)
    • 新幹線の乗り継ぎ客等で多くの利用があったがしまなみ海道開通に伴い廃止された。その後、せと観光ボートが今治〜三原間の航路を就航させたが2007年(平成19年)に運航を休止した。
  • 広島 - 呉 - 今治航路
  • 福山・多度津フェリー
    • 1903年(明治36年)3月18日、山陽鉄道傘下の山陽汽船商社が開設した多尾連絡船(多度津港 - 尾道港間)を前身とする。
    • 1906年(明治39年)12月1日、山陽鉄道が国有化され、山陽汽船商社・山陽汽船の航路も国有に移管された。
    • 1910年(明治43年)6月12日、宇高連絡船が開設、多尾連絡船は廃止される。同航路を東予運輸が引き継ぐ。
    • 1966年(昭和41年)4月1日、多度津・鞆間のフェリーとして運行開始、鞆・尾道間は廃止、但し鞆・尾道間は備後商船が連絡運輸する、1978年(昭和53年)に福山港に変更されたのち、1988年(昭和63年)の瀬戸大橋開通時に廃止。それ以降は当社と広汽船・多度津町の三者出資による第三セクター「福山・多度津フェリー」(後にせとうち物流)が運行を引き継いだが、多度津町の資本引き上げなどを経て2008年(平成20年)に廃止。



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  1. ^ a b c 『広島会社手帳 2012年版 経営者と業績』株式会社経済レポート、2011年10月18日発行。
  2. ^ [1]
  3. ^ 防予汽船がフェリー事業譲渡 自力再生断念 - 山口新聞(2010年9月2日)、2014年6月15日閲覧。
  4. ^ “Googleマップのストリートビューで瀬戸内の魅力発信!” (プレスリリース), 国土交通省中国地方整備局, (2015年1月29日), http://www.cgr.mlit.go.jp/kisha/2015jan/150129top2.pdf 2015年2月24日閲覧。 


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