スーパージェット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/20 09:30 UTC 版)

スーパージェットは、東京大学、日立造船、瀬戸内クラフトが共同開発した[1]ハイブリッド船型の双胴水中翼船。基本型のスーパージェット30が8隻、拡大型のスーパージェット40が1隻の合計9隻が建造された。
概要

船体の浮力と双胴船間に前後2枚設置された全没型水中翼を併用して浮上航行するハイブリッド船型の水中翼船で、アルミニウム合金製の船体に高速ディーゼルエンジンを2基搭載、推進器にはウォータージェットを採用した。建造は当時の日立造船神奈川工場で行われた。
浮力で船体重量の2割を、水中翼で8割を支える。この細い船体が復原力を発生させるため、一般的な全没型水中翼船と異なり高度な自動制御は不要である。[2]
スーパージェット40「シーマックス」は、沖縄県石垣市の安栄観光に売却され、2017年から石垣港 - 波照間港航路で「ぱいじま2」として運航されている[3][4]。
のちに日立造船は造船事業から撤退し社名も「カナデビア」に変更、またスーパージェットを建造していた神奈川工場も閉鎖されたが、共同開発した瀬戸内クラフトでは現在に至るまでスーパージェットの技術を用いたスクリュープロペラ推進の双胴水中翼船を多数建造している。
脚注
- ^ 飯田隆「スーパージェット」『計測と制御』第37巻第11号、計測自動制御学会、1998年11月、NAID 10004318196。
- ^ “広島〜松山間のスーパージェットに乗る”. 月刊・公団船 .
- ^ “冬場に多い欠航解消へ 石垣島 - 波照間島航路に大型高速船、9月就航予定”. 沖縄タイムス. (2017年6月18日)
- ^ “高波に強い!就航率向上! 島民待望の大型高速船、石垣─波照間航路で運航開始”. 沖縄タイムス+プラス. (2017年10月13日)
就航航路
運賃
2025年1月時点。特急料金を含む(高速船による運航のため)。
- 広島 - 呉 2500円
- 広島 - 松山 8000円
- 呉 - 松山 6300円
- スーパーシート料金:800円(2階に設置)
外部リンク
- 瀬戸内海汽船(公式サイト)
- 石崎汽船(公式サイト)
- 船の紹介(スーパージェット)| 石崎汽船
スーパージェット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 08:19 UTC 版)
M124マックス付属。流線型のジェット機。三輪でゼンマイ走行する。
※この「スーパージェット」の解説は、「ミクロマン」の解説の一部です。
「スーパージェット」を含む「ミクロマン」の記事については、「ミクロマン」の概要を参照ください。
- スーパージェットのページへのリンク