通過連絡運輸
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愛知環状鉄道線を経由してJR東海道本線浜松 - 刈谷の各駅とJR中央本線恵那(定期券は中津川) - 勝川の各駅相互間を乗車する場合、通過連絡運輸が適用され、前後のJR線の営業キロが通算される。なお、TOICAのSF利用についてはそもそも岡崎駅での連絡運輸が設定されていないため、当然通過連絡運輸も存在しない。
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通過連絡運輸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 15:14 UTC 版)
A社 - B社 - A社という乗り継ぎが可能である場合に、前後2区間のA社線の営業キロを通算して1区間分の運賃を計算するように協定が結ばれている場合があり、この協定に基づく連絡運輸を通過連絡運輸(つうかれんらくうんゆ)という。 JRが前記の「A社」となる形の通過連絡運輸協定は、中間に関東・関西・福岡の他社線乗り入れがある地下鉄を挟む形での一部の区間や、伊勢鉄道など、旧国鉄・JR線を転換した第三セクター鉄道を挟んだ一部の区間で行われている。過去には中間に民間フェリー航路やバス路線を挟んだ区間もあった。基本的には連絡普通乗車券・連絡定期券のいずれも適用されるが、一方のみ適用と言う場合もある。 JR以外では、定期券のみ取扱いだが東京地下鉄(東京メトロ)と東京都交通局(都営地下鉄)の間の一部経路(東京地下鉄-都営地下鉄-東京地下鉄、都営地下鉄-東京地下鉄-都営地下鉄)に同様の協定がある。 しなの鉄道では、2015年3月の北陸新幹線金沢開業と同時に並行在来線として分離されて加わった北しなの線と既存のしなの鉄道線との間に、JR信越本線篠ノ井駅 - 長野駅を挟んだ通過連絡運輸が、JR篠ノ井線松本駅 - 篠ノ井駅 - 長野駅 - (北しなの線) - 豊野駅を挟んでJR飯山線と、長野駅 - (北しなの線) - 妙高高原駅 - (えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン) - 直江津駅を挟んでJR信越本線長岡・新潟方面への通過連絡運輸が設定されている(北しなの線や妙高はねうまライン転換前は信越本線の一部であった)。 また、名古屋鉄道(名鉄)では、瀬戸線栄町駅 - 名古屋本線名鉄名古屋駅あるいは金山駅についても類似の扱いがある。なお、名鉄では中間の交通機関の乗車券については、犬山線 - 名古屋市営地下鉄鶴舞線 - 豊田線以外取り扱わないため、厳密な意味での通過連絡とは異なる。2006年12月16日から通学定期券を除き廃止し、2009年3月31日付けで完全に廃止した。 近畿日本鉄道(近鉄)では、任意の駅から鶴橋駅までと大阪阿部野橋駅から任意の駅までの定期券を、JR西日本大阪環状線の鶴橋駅 - 天王寺駅を介した連絡定期券として購入する場合に限り、近鉄線の営業キロを通算して運賃を計算する特例が設けられている(いわゆる「鶴・天経由」)。 JRの連絡運輸の取扱い区間については、旅客連絡運輸規則、旅客連絡運輸取扱基準規程の別表に掲載されている。(規程の冊子が赤い本なので、「赤本」「赤表紙」などと呼ばれることもある)。国鉄時代から民営化初期は中央書院から一般に市販されていたが、現在は部内のみにしか配布されていないため、一般の利用者が確認することが困難な場合がある。一部鉄道事業者においては運送約款とともに旅客連絡運輸規則を自社ホームページで確認できるようにした。
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