通過追越駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 14:40 UTC 版)
通過待避においては、優等列車の通過線にホームを設置しない通過待避専用駅とすることにより建設費を安くできるが、列車ごとの乗継は不便になる。構造上は接続追越が可能な駅で行うことも多い。接続待避を前提に建設されたものの通過待避しか行われなくなった駅では、ホームの通過線側に柵やロープを設置していることもある(東急田園都市線・江田駅など)。 新幹線の場合は駅における通過速度が高いため、利用客が列車が作る風に煽られないよう、多くの駅でホームが通過線に面さないように作られている。また、新幹線が通過する駅でも、地形上制約を受けて、新幹線がホームに面した線を通過する駅の場合、利用客が風の影響を受けない位置に安全柵やホームドアを設けていて、車両の乗降時以外には入れないようになっている。 2面2線の新幹線型のほか、三島駅(東海道新幹線)、鮫洲駅(京浜急行電鉄本線)、布施駅(近鉄大阪線・近鉄奈良線)などの1面2線(通過線が外側にある)もある。
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