通過線について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 21:08 UTC 版)
「富田駅 (大阪府)」の記事における「通過線について」の解説
当駅には上り(京都方面行き)ホームに限り通過線がある。阪急全線で他に通過線が設けられている駅は、神戸本線の六甲駅のみ。 この通過線が生まれた背景には、1982年(昭和57年)当時に地上駅だった北隣の高槻市駅の高架化事業に端を発する。これは近隣の踏切で起こる渋滞の解消を目的に高槻市の主導で行われたものだが、工事の用地を確保するため同駅の上りの待避線が撤去されたため、阪急が市側から市道を借り受けて当駅の上りホームに待避線と仮設のホームを設けた。 当初は高槻市駅の高架化が完成するまでの暫定処置だったが、1993年(平成5年)に高架化工事が完成したあともそのままの状態で今日を迎えている。平日朝夕のラッシュ時を中心に優等列車の待避にも活用されているが、2007年(平成19年)3月のダイヤ改正では一旦廃止され、2010年(平成22年)3月に復活した。 高槻市駅の高架化事業に先駆けて、1981年(昭和56年)には当駅の地下駅舎化工事も行われた。なお、市の主導による当駅の高架化の構想もあるが、計画は具体化していない。
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