回折 回折の概要

回折

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/01/03 14:54 UTC 版)

回折

回折は音波、水の波、電磁波(可視光やX線など)を含むあらゆる波について起こる。単色を十分に狭いスリットに通しスクリーンに当てると回折によって光のあたる範囲が広がり、干渉によって縞模様ができる。この現象は、量子性が顕著となる粒子のビーム(例:電子線中性子線など)でも起こる(参照:物質波)。電子線や中性子線などを結晶などに当てて得られる回折図形から結晶構造の解析を行うことができる。これは電磁波であるX線でも同様な結晶構造の解析を行うことができる。それぞれ電子回折法中性子回折法X線回折法として結晶構造の解析手法が確立されている。写真撮影においても、絞りを小さく絞ると光の回折現象により画像の鮮明さが低下する。この現象については小絞りボケの項を参照されたい。

レーザーの伝播

レーザーは伝播する際に、回折によりその変化の仕方が決まる。レーザーの出力ミラーが開口部になっており、その開口部によって光線の形は決定される。それ故に、出力の光線が小さいほど光線は早く分岐することになる。ダイオードのレーザーがHe-Neレーザーよりも大きく分かれるのはこれが原因である。 しかし逆に、このレーザーの放散は抑えることができる。まずレーザーを、凸レンズを用いて拡張させる。次に二つ目の凸レンズでレーザーを平行になおす。このとき焦点は一つ目のレンズに合うようにする。この結果、レーザーの開口部が大きくなるので、光線の放散は抑えられる。

回折格子

回折格子は、標準的な回折の可視的要素である。格子により回折が起こった光の形は、格子の成分の構造と数によって決まるが、すべての縞には限界強度が存在し、角度\theta _\mathrm{m}のとき以下の方程式により与えられる。

d\left(\sin{\theta_\mathrm{m}} - \sin{\theta_\mathrm{0}}\right) = m \lambda

このとき\theta_\mathrm{0}は光の入射角、dは格子成分の同士の距離、そしてmは正負の整数を表す。 回折が起こった光は、回折格子の各成分により回折が起こった光が合わさることで観察され、本質的には回折と干渉パターンの畳み込みである。

関連項目




「回折」の続きの解説一覧





回折と同じ種類の言葉


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

回折に関連した本

回折に関係した商品

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

全て

ビジネス

業界用語

コンピュータ

電車

自動車・バイク

工学

建築・不動産

学問

文化

生活

ヘルスケア

趣味

スポーツ

生物

食品

人名

方言

辞書・百科事典

すべての辞書の索引

「回折」の関連用語

回折のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング

画像から探す

iPhone 4S

Droid 3

特性要因図

GALAXY Tab

パソリンク

Xperia PLAY

dynabook UX

iPhone 5c





回折のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの回折 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2015 Weblio RSS