フランチェスコ・マリア・グリマルディ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/21 14:10 UTC 版)
フランチェスコ・マリア・グリマルディ | |
---|---|
![]() |
|
生誕 | 1618年4月2日![]() |
死没 | 1663年12月28日(45歳没)![]() |
国籍 | ![]() |
研究分野 | 数学、物理学 |
研究機関 | ボローニャ大学 |
主な業績 | 自由落下、光学研究 |
プロジェクト:人物伝 |
フランチェスコ・マリア・グリマルディ(Francesco Maria Grimaldi、1618年4月2日 - 1663年12月28日)はイタリアの数学者、物理学者。イエズス会の司祭でありボローニャ大学の教授である。
1640年から1650年まで、 リッチョーリとともに働いた。落体の自由落下の研究を行い、落下距離が時間の2乗に比例することを見出したほか、1644年から1656年にリッチョーリと子午線弧長の測量を行った。
天文学の分野では、月理学に基づく正確な月面図を作成し、これはリッチョーリによって出版された。
光の回折について正確な観察を行った。特に回折現象を発見し、このことから光の現象と他の流体の現象との類似性を議論した。diffraction(回折)と言う用語は彼によって生み出された。後に回折現象は光の波動説の証拠とされ、またニュートンによって研究された。
著書
- 『光、色、虹に関する物理・数学的論考』(原題:Physicomathesis de lumine, coloribus, et iride, aliisque annexis、1665年)
固有名詞の分類
17世紀の数学者 |
ヤコブ・ベルヌーイ ヨハン・ベルヌーイ フランチェスコ・マリア・グリマルディ 中根元圭 ジョン・ウォリス |
イタリアの物理学者 |
トゥーリオ・レッジェ ジョゼフ=ルイ・ラグランジュ フランチェスコ・マリア・グリマルディ ルイージ・ガルヴァーニ アウグスト・リーギ |
イタリアの数学者 |
ルカ・パチョーリ ジョゼフ=ルイ・ラグランジュ フランチェスコ・マリア・グリマルディ ヤコポ・リカッチ エンリコ・ボンビエリ |
カトリック教会の聖職者 |
奥村一郎 ミシェル・ド・セルトー フランチェスコ・マリア・グリマルディ メノ・シモンズ クリスチャン・マイヤー |
イエズス会士 |
エウセビオ・キノ ミシェル・ド・セルトー フランチェスコ・マリア・グリマルディ クリスチャン・マイヤー 張伯達 |
- フランチェスコ・マリア・グリマルディのページへのリンク