オールドメディア
オールドメディアとは
オールドメディアとは、インターネットが普及する以前から存在する新聞・テレビ・ラジオ・雑誌などの伝統的なマスメディアを指す言葉である。もともとは単なる分類用語に過ぎなかったが、近年ではSNSとの対比の中で、やや批判的なニュアンスを含んで使われる場面が増えている。オールドメディアの特徴
オールドメディアは、発信者から受け手へ情報が流れる一方向型の構造を持つ。記者や編集者による取材・編集・確認のプロセスを経て情報が発信されるため、一定の信頼性と権威性を備えている点が強みである。一方で、情報発信の速度や柔軟性、視聴者との双方向性には限界があるとされる。SNSとの違い
SNSは誰もが発信者になれる双方向型のメディアであり、情報の拡散速度が非常に速い。これに対してオールドメディアは、情報の正確性を重視する分、発信までに時間がかかる傾向がある。また、SNSは参入障壁が低く個人でも影響力を持てるが、その分、誤情報や偏った情報が広がりやすいという側面もある。批判が広まった背景
近年、オールドメディアに対する批判が可視化された背景には、SNSの普及がある。SNSを通じて多様な情報が共有されるようになり、「報道内容に偏りがあるのではないか」「重要な情報が十分に扱われていないのではないか」といった疑問が広く共有されるようになった。こうした不信感が、「オールドメディア」という言葉に批判的な意味を持たせる要因となっている。現状の変化
新聞の発行部数の減少やテレビ離れなど、利用者の変化は顕著である。特に若年層では、SNSや動画配信サービスを主要な情報源とする傾向が強まっている。その結果、オールドメディアの影響力は相対的に低下していると指摘されている。それでも残る強み
一方で、現地取材や長期的な調査報道、専門性の高い分析といった分野では、オールドメディアは依然として大きな価値を持っている。SNSで拡散された情報を検証し、社会的に信頼できる形で提示する役割も重要である。これからの役割
今後は、SNSと対立するのではなく、それぞれの特性を活かした共存が求められる。スピードと拡散力を持つSNSと、信頼性と取材力を持つオールドメディアが補完し合うことで、より質の高い情報環境が形成される可能性がある。オールドメディア
オールド‐メディア【old media】
オールドメディア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/28 02:37 UTC 版)
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オールドメディア(英語: Old media)とは、情報化時代以前に支配的だったマスメディア機関のことである。レガシーメディア(英語: legacy media)ともいう。
対義語はニューメディア。
概要
旧来から存在する報道媒体のことを言い、特にインターネット媒体に対する新聞、雑誌、テレビやラジオなどを指すことが多い[1]。
インターネットの普及と共にSNSを中心としたニューメディア(≒ソーシャルメディア)が伸び、既存のマスコミュニケーションは、新聞離れ・テレビ離れ、広告費の減少だけでなく、世論形成の影響力低下が叫ばれている[2]。
2025年の新語・流行語大賞のトップテンに選ばれ、表彰式には参議院議員の青山繁晴が出席した[3]。
言葉としては1980年代後半頃から作られた「ニューメディア」という単語に対して使われだした。1987年には雑誌にもニューメディアに対する比較として登場している。[4]
日本におけるオールドメディアの批判
とりわけ、日本において「オールドメディア」という言葉は「オールドメディア」とされるメディアに対する批判的な意味合いを持つ。
オールドメディア批判は最近になって出てきただけでなく、「マスゴミ」と言われるように昔から言われてきたが、昔と現在では批判の原因となるものが異なる。インターネット普及以前は1991年の雲仙岳の噴火における事件に代表されるようにマスコミの数字や視聴率を追うあまりに過激な報道を行ったことに対する批判が多かったのに対し、現在では偏向報道、特に政治面において後述のような報道に対する批判が多くなった[要出典]。
三橋貴明の著書、『マスゴミ崩壊 ―さらばレガシーメディア―』が2009年に刊行されたように、オールドメディアの同義語である「レガシーメディア」がマスコミを批判する用語として使われていた例が確認されているが、2024年に「オールドメディア」という用語が注目を浴びる契機となる出来事があった。 2024年に行われた東京都知事選挙での石丸伸二が有力候補の蓮舫を超えて2位になったことや兵庫県知事選挙での兵庫県議会による不信任決議可決を受けての斎藤元彦での再選の注目は、SNSの力で世論を動かして、選挙結果までも左右するほどの影響力を持つまでに至ったということが示された[要出典]。また、既成政党である自民党や立憲民主党が没落し、国民民主党や参政党のような、SNS戦略を重点的に行う政党が衆議院選挙や参議院選挙、地方選挙等で大躍進する結果となったように、旧来の政党に代わってSNSから人気を集めた政党が台頭しつつある。日本ではこのようなことは過去には見られていなかった[要出典]。
双方向なSNSに対し、一方通行が基本の新聞やテレビなどのオールドメディアへの不信感は、旧来の偏向報道批判を一層強固にした[要出典]。また、同時期にアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプが2回目の出馬を宣言すると、本人や支持者によるSNS上での過激な発信が日本の一部にも影響を与えた[要出典]。
2025年参議院選挙で大敗を喫したにもかかわらず、世論調査で支持率が上り、「石破やめるなデモ」が行われたことが多く報道されたが、4000人が集結した「石破辞めろデモ」[5]があまり取り上げられなかったと主張する声もある。
日本は、国境なき記者団の報道自由度ランキングでも66位とG7の中で9年連続最下位を記録している[6]。昔はテレビや新聞など記者クラブに所属している媒体が多かった。しかし、現代はSNS上でさまざまな人や媒体から情報が飛び交い、SNSで拡散されるようになった。
反マスコミ的な用法は日本国外でも見られ、Grokによるフェイクポルノ生成問題に関して、イーロン・マスク率いるxAIに問い合わせたところ、"legacy media lies"という自動応答メッセージが返ってきたという[7]。
脚注
- ^ デジタル大辞泉. “オールドメディアとは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年8月1日閲覧。
- ^ “ニューメディアとは?オールドメディアからの変化と今 | 共同通信PRワイヤーの汐留PR塾”. 共同通信PRワイヤー | 記事化率No.1のプレスリリース配信サービス (2023年11月27日). 2025年8月1日閲覧。
- ^ “流行語「オールドメディア」 受賞の青山繁晴議員「情報の根本考えるきっかけになれば」”. 産経新聞 (2025年12月1日). 2025年12月13日閲覧。
- ^ 『ビデオα1987年冬号*(季刊)』写真工業出版社、1986年12月23日、153頁。
- ^ “石破首相「辞めろ」「辞めるな」デモ 訴えた人たちが見た退陣表明:朝日新聞”. 朝日新聞 (2025年9月8日). 2025年10月25日閲覧。
- ^ “報道の自由度ランキング2025年 日本は180か国中66位”. ELEMINIST. 2025年10月25日閲覧。
- ^ “XのAI機能「Grok」にコスプレイヤーらが非難 「水着にして」と無許可で性的画像を生成”. KAIYOU. 2026年1月9日閲覧。
参考文献
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。
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- 三橋貴明『マスゴミ崩壊 ―さらばレガシーメディア―』扶桑社、2009年 ISBN 978-4594060435
関連項目
- 新聞の衰退
- ネットde真実
- ネット右翼/ネット左翼
- マスゴミ
- インターネットによる若者の過激化
- オールド・メディアのページへのリンク