イメージの悪化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:25 UTC 版)
やらせやいじめの助長など多数のメディア問題が噴出し、テレビのみならずメディアに対する不信感が高まっている。 また、テレビ局は視聴者に対してエリート意識を持っているという指摘もある。視聴者より番組等に関するクレームが来ても横柄な態度を取るか、聞き流すだけで誠意がない。一方で、広告代理店には弱く、彼らからのクレームには敏感であるとされている。番組の内容はスポンサーからの要望などにより、変更されることが多い。 マスメディア自身が持つ既得権益に対しても不信が高まっている。特にテレビ局においては、自己利益に繋がるような宣伝、礼を欠いた取材態度などが批判されている。 面白い番組しか見たくないというリスク回避の要求や、決まった時間を占有されることに対する拒否感があると指摘されている。テレビを始めラジオ・新聞・雑誌は「オールドメディア (en:Old media)」「レガシーメディア」と呼ばれ、好きな時に好きな場所で好きなデバイスで見られて双方向性もある「ニューメディア (en:New media)」に比べ、古くさい印象を持たれている。視聴率主義の中で日本テレビ視聴率買収事件も起きている。 テレビは食事中に見られているが、教育において、食事中はテレビを消そうという運動が行われている。福岡県では取り組みによって、食事中にテレビを「消している」・「どちらかといえば消している」と答えた児童が、取り組み前から取り組み後の2年間で約25ポイントも増えている。
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