イメージの修復
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 16:20 UTC 版)
「リチャード・ニクソン」の記事における「イメージの修復」の解説
しかしながらニクソンは、ソ連や東ヨーロッパ諸国との冷戦が続く中で「外交に強い政治家」として、ソ連や中華人民共和国へ大統領として初めて訪問しこれらの国々との関係構築に貢献した。また大統領辞任後も、特に関係を構築した中華人民共和国とは、その歴代の指導者との関係の深さを誇った。 ニクソンは、1968年アメリカ合衆国大統領選挙で当初は共和党の対立候補として戦ったレーガンとはそりが合わなかったが、1981年にロナルド・レーガンが大統領に就任するとアドバイスを授けた。またアメリカのみならず欧米、東側諸国でも多くの講演会を行った。 これらの活動を通じてアメリカ国民の許しを得たこと、さらに辞任後だけで回顧録を含め10冊もの書籍を執筆し、そのいくつかは全米でベストセラーとなったことで、民主党支持者を中心としたマスコミや政治評論家などからの攻撃を退け、晩年までにニクソンは自身のイメージをある程度修復することに成功した。
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