イメージの活用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 16:00 UTC 版)
また「じゃない方芸人」とされる当人が、そのイメージを敢えて逆手にとり、話題作りに活かす例もある。アンジャッシュの児嶋は相方の渡部がグルメ芸人としての地位を確立した反面、自身はトークの技術の低さから飛躍できずにいたが、2011年(平成23年)の『リンカーン』(TBS)出演を機に、自身の短所をからかわれて感情を露わにするといった芸風が定着。後に名前を憶えられないことを定番の芸にしたり(児嶋一哉#キャラクターも参照)、渡部の長男誕生を相方であるにも拘らず直接報告されずに「ネットで知った」とTwitterに投稿することで、笑いの題材としている。ドラマや映画での自身の起用においても強烈な個性ではなく料理におけるスパイスのように、さりげなく魅力を引き出す存在となることを心がけているという。 ドランクドラゴンの鈴木もまた、相方の塚地の俳優としての活躍を逆に「相方の収入で生活する」などと発言してTwitterを炎上させ、「クズ芸人」「炎上芸人」としてのキャラクターを確立した結果テレビへの露出が増加しており、単独でドラマ出演するまでに至っている。コラムニストのペリー荻野は、「判官贔屓」という言葉に代表されるように日本人は負けた方が気になる気質があり、鈴木はその点を上手に利用したと分析している。 中には、はんにゃ(川島章良・金田哲)の川島のように「じゃない方芸人」として注目されることを好意的に解釈している者もいる。
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