新卒におけるIT業界離れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 03:13 UTC 版)
「IT業界離れ」の記事における「新卒におけるIT業界離れ」の解説
2000年(平成12年)のインターネット・バブル崩壊以降、IT企業への就職希望者は一貫して下がり続けている。また大学の情報系学部・学科や情報系専門学校の人気の低迷も続いている。2008年(平成20年)の調査では上位14%のトップ校以外は深刻である。2004年(平成16年)の調査では、コンピュータ科学を専攻する大学生は60パーセント以上減少している。2008年の調査でようやく下げ止まった。 2000年代半ば以降、IT業界のイメージの悪化がとどまるところを知らない。2007年(平成19年)10月30日に、情報処理推進機構(IPA)が開催した「IPAフォーラム2007」では「きつい、帰れない、給料が安い」の「3K」に加えて「規則が厳しい、休暇がとれない、化粧がのらない、結婚できない」の「7K」というイメージを大学生から持たれていると語られており、「ITコーディネータ」や「ITアーキテクト」などと言われたところで、その業務内容が曖昧ではっきりしないという不明瞭なイメージも抱かれており、IT業界に絶対就職したくない大学生もいる。なお、約4割の企業が若者のIT業界離れを実感している。
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