新卒主義とは? わかりやすく解説

新卒主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/30 04:05 UTC 版)

日本の雇用史」の記事における「新卒主義」の解説

第二次世界大戦後戦地からの大量復員退役軍人)によって、戦中空洞化していた日本労働市場人材過剰に陥り、混乱した1947年政府はこれを沈静化する為、職業安定法制定し民間職業紹介所廃し雇用全て国が管理統制するようになったこの際就学中である学生に対しては、一人一社主義原則基づいて、国と学校協力して在学中就職先斡旋するという方式取られた。この職業安定法制定により、新卒者既卒後に苦労して職を探さずとも、在学中に職を得る事ができるようになったまた、企業側もこれに合わせ若者採用する際は在学中若者新卒者)を対象一括採用新卒一括採用制度)し、4月1日以って入社させるという流れ主流となったこのようにして日本独自雇用システムである“新卒一括採用制度”と、新卒者の方が職を得やすいといういわゆる新卒至上主義”が始まった

※この「新卒主義」の解説は、「日本の雇用史」の解説の一部です。
「新卒主義」を含む「日本の雇用史」の記事については、「日本の雇用史」の概要を参照ください。

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