オールドメディア
オールド‐メディア【old media】
オールドメディア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/14 02:01 UTC 版)
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オールドメディア(英語: Old media)は、メディアの種類を表す言葉。対義語はニューメディア。
概要
旧来から存在する報道媒体のことをいう。近年では、特にインターネット媒体に対する新聞、雑誌、テレビやラジオなどを指すことが多い[1]。
インターネットの普及と共にSNSを中心としたニューメディアが伸び、既存のマスコミュニケーションは、新聞離れ・テレビ離れ、広告費の減少だけでなく、世論形成の影響力低下が叫ばれている[2]。
日本のオールドメディア批判について
とりわけ、日本において「オールドメディア」という言葉は「オールドメディア」とされるメディアに対する批判的な意味合いを持つ。 オールドメディア批判は最近になって出てきただけでなく、「マスゴミ」と言われるように昔から言われてきたが、昔と現在では批判の原因となるものが異なる。インターネット普及以前は1991年の雲仙岳の噴火における事件に代表されるようにマスコミの数字や視聴率を追うあまりに過激な報道を行ったことに対する批判が多かったのに対し、現在では偏向報道、特に政治面において後述のような報道に対する批判が多かった。
日本では2024年がオールドメディアへの不信が噴出する年となった。2024年に行われた東京都知事選挙での石丸伸二が有力候補の蓮舫を超えて2位になったことや兵庫県知事選挙での兵庫県議会による不信任決議可決を受けての斎藤元彦での再選の注目は、SNSの力で世論を動かして、選挙結果までも左右するほどの影響力を持つまでに至ったということが示された。また、既成政党である自民党や立憲民主党が没落し、国民民主党や参政党のような、SNS戦略を重点的に行う政党が衆議院選挙や参議院選挙、地方選挙等で大躍進する結果となったように、旧来の政党に代わってSNSから人気を集めた政党が台頭しつつある。日本ではこのようなことは過去には見られていなかった。双方向なSNSに対し、一方通行が基本の新聞やテレビなどのオールドメディアへの不信感は、旧来の偏向報道批判を一層強固にした。また、同時期にアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプが2回目の出馬を宣言すると、本人や支持者によるSNS上での過激な発信が日本の一部にも影響を与えた。
オールドメディアの不信感がこれほどまでに出てきた理由にはもう1つあると考えられる。それは、日本の閉鎖的な報道体制にSNSが穴を刺したことにより、真実が急速に広まったことである。例えば、2025年参議院選挙で大敗を喫したにもかかわらず、世論調査で支持率が上り、「石破やめるなデモ」が行われたことがオールドメディアで大々的に報道されたが、SNS上では石破やめるなデモの何倍もの参加者が「石破やめろデモ」を行っていたり、信憑性は低いがSNSやネット上での支持率調査では圧倒的多数が石破不信任・辞任を要求していた。日本は記者クラブというものがあり、そこからの情報のみが報道されていた為、国境なき記者団の報道自由度ランキングでも66位とG7の中で9年連続最下位を記録しているように一方的で閉鎖的な偏向報道が行われていた。昔はテレビや新聞など記者クラブに所属している媒体のみしかなかったため国民にあまり真実が知られることがなかった。しかし、現代はSNS上でさまざまな人や媒体から情報が飛び交い、テレビや新聞が言っていたことと全く異なる内容の投稿がX、TikTok、YouTube等各SNSで広がったことで、真偽は定かではないにしろ「テレビ・新聞が言ってることと全く違うじゃないか→オールドメディアは嘘をついている」と多くの人が思うようになったと考えられる。
脚注
- ^ デジタル大辞泉. “オールドメディアとは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年8月1日閲覧。
- ^ “ニューメディアとは?オールドメディアからの変化と今 | 共同通信PRワイヤーの汐留PR塾”. 共同通信PRワイヤー | 記事化率No.1のプレスリリース配信サービス (2023年11月27日). 2025年8月1日閲覧。
関連項目
- 新聞の衰退
- オールドメディアのページへのリンク